（令和３年２月５日（金）8：34～8：42 於）衆議院本会議場中庭側廊下）
１．発言要旨
冒頭発言なし
２．質疑応答
（問）先日、森会長が女性蔑視ととられる発言をなされましたが、そのことに対して、謝罪までの一連の流れをどう受けとめたでしょうか。
（答）あの発言は、もう、ちょっと不適切ですね。本当に残念でなりません。特にオリンピックを控えて一番大事なときに。森会長の力というのは極めて大きいものがあるものですから、そういった方だけに、発言でいろいろ、もし組織がガタガタするようなことがあるかもしれませんが、本当に残念だなと思います。全世界の女性にいわれのない差別をしているんじゃないかと思われたりしかねないので、そこは極めて残念です。
（問）辞任とかはどうですか。
（答）それは、私が言うことではないですけれども。組織委員会というのは非常に難しい組織ですよね。みんな各組織から集まってやっていますから、昔からあった組織じゃないから、そこを一つにまとめてやっていくというのは、大変なことなので、森会長のような方じゃないと、なかなかまとめて引っ張っていくということは難しいと思いますけれども、その方がそういう発言をされたというのは、本当に残念だなと思います。
（問）今の関係で、今回の件が復興五輪に与える影響、またそれへの対応が何かありましたらお伺いします。
（答）いや、それは特にないと思います。私たちは、このオリンピックは必ず実現するという決意で一生懸命取り組んでいますので。ですから、こういった発言はありましたけれども、しかし、それによってオリンピックができなくなるとか、いろいろ難しくなるとか、そういうことはないと思いますし、ないようにしっかりやりたいと思います。
（問）よろしくお願いいたします。
昨日の衆院予算委員会で、菅総理が帰還困難区域の除染方法について何度か尋ねられまして、「やらないとは言っていない」というふうな発言があったと思うんですけれども、大臣は、先の臨時国会で同じ質問をされて、なかなかその対応方針を示されない状況になってはいるんですが、自治体からは、国としては各自治体の要望や課題を把握した上で対応するということだったんですが、国が方針を示してくれないと、いつまでたっても前に進まないという話も出ておりまして、やはり震災から10年になる中で、帰還困難区域の取り扱いについては、政府として方針を明示すべきだと考えますが、大臣のお考えをお聞かせください。
（答）帰還困難区域の拠点区域外の問題なんですけれども、これをどうするかということは、所管は経済産業省がやっていることなんですけれども、私は今は政府内でいろいろと検討していますので、経済産業省、地域の皆さん方、福島の皆さん方の声をしっかり聞いて、そしてそれをしっかりした方向性を出してくれるものと思っています。私たちもそういう方向で、しっかり働きかけはしていきたいと思います。今検討中ですので。
（問）お世話になっております。
緊急事態宣言の延長が、一応今のところ３月７日までということで正式に決まりましたけれども、３月11日には、今のところ宣言はかかっていないということですが、追悼式についての検討に与える影響とか、いろんな検討の状況を教えていただけますか。
（答）コロナウイルスの関係はどうなるかわかりませんけれども、追悼式につきましては、今政府で検討中でございまして、私自身は、こういうことで10年の大きな節目の年でもありますから、何らかの形でしっかり追悼式ができればと思っていますけれども、しかし、これはいずれにせよ、政府が内閣府が今検討しているところなので、そのうち何らかの発表はあると思います。
（問）宣言の３月７日までの期日というのは、何か影響をしそうでしょうか。
（答）それはそれでもちろんコロナウイルスの件はコロナウイルスの件、緊急事態宣言はそれとして。ただ追悼の11日は、もうあらかじめ決まっていることですから、それはそれとして粛々と、それとは別にして、何らかの形でコロナウイルスの問題に影響を及ぼさないやり方で、何らかの形でと思っています。
（問）先ほどの森会長の発言に関してなんですけれども、新型コロナウイルスの感染状況は、コロナがどのような状況でも五輪は開催したいとおっしゃっていて、その点についてはどのように受けとめされますか。
（答）森会長が言われているのは、ちょっと言葉が足らなかったんじゃないかなと思います。要するに、できる限りもうやりたいと。これはもうできないときはどうしようもないわけだから。ですから、それはそのときの客観情勢で決まるかと思いますけれども。要するにいろんな問題があるけれども、それを全部できるだけ乗り越えて、オリンピックは皆さん期待もしているし、その効果も大きいし、みんな楽しみにしているわけだから、ともかくオリンピックは是非やりたいという思いが先に出てしまって。コロナが問題で、万が一いろいろあってできないということだってあり得ると思います、恐らく。だけど、森会長としては、もう何としてでもオリンピックはやりたいと、そういう思いがついつい出てしまったんだろうと私は思います。
（以 上）
