令和3年1月29日
農林水産省

令和3年1月29日(金曜日)にスイス政府主催のWTO非公式閣僚会合がテレビ会議形式で開催され、我が国から、野上農林水産大臣、茂木外務大臣、梶山経済産業大臣が出席しました。

 

1.スイス政府主催WTO非公式閣僚会合とは

本会合は、例年、世界経済フォーラム(ダボス会議)の開催に併せて、スイスが呼びかけて開催されてきましたが、本年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況に鑑み、本年5月に延期されたダボス会議と切り離して、本日、テレビ会議形式で開催されました。
今回の会合では、第12回WTO閣僚会議の成果の優先事項や漁業補助金交渉の早期妥結に向けて優先的に合意すべき事項について議論がなされました。

参加メンバー(計30か国・機関)
スイス(議長国)、WTO、アルゼンチン、豪州、ブラジル、カナダ、チャド、チリ、中国、エジプト、EU、インド、インドネシア、ジャマイカ、日本、カザフスタン、ケニア、韓国、メキシコ、モーリシャス、NZ、ノルウェー、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、タイ、トルコ、英国、米国

2.農林水産大臣の発言概要

野上農林水産大臣からは、政策上必要な補助金は認められるべきとの立場の下、漁業補助金交渉を早期に成功させるためには、SDGs(持続可能な開発目標)の目標に沿って、禁止の対象は真に過剰漁獲能力・過剰漁獲につながる補助金に限定すべきであり、その具体的内容を明らかにすることが必要である旨発言しました。また、農業については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の教訓を踏まえ、輸出規制の規律の明確化と透明性の向上が第12回WTO閣僚会議に向けた優先事項と考えており、我が国は、この議論に積極的に貢献していく旨発言しました。これらのことについては、複数の参加者からも同様の発言がありました。

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