(令和3年1月27日(水曜日)8時31分 於:省内大臣接見室)

冒頭発言

【茂木外務大臣】今、ブリンケン国務長官と外相電話会談を行ったところであります。6時間前に上院のほうで承認を受けたとのことでありまして、カナダに次いで二番目の外相会談、日本、私(大臣)との外相会談とのことで、それだけバイデン政権、そしてブリンケン国務長官がですね、日米同盟を重視している、そしてインド太平洋地域へのコミットメントを明らかにしている、そのことの証であると思っております。

 ブリンケン長官との間では、日米同盟の一層の強化、「自由で開かれたインド太平洋」の実現、さらに、コロナ対策や気候変動問題など、国際社会が直面する課題について、日米で緊密に連携・協力していくことを確認しました。

 また、東アジアを取り巻きます安全保障環境、大変厳しい中でですね、尖閣諸島への安保条約5条の適用を含めて、バイデン政権が明確な姿勢を示していることに、私(大臣)が評価したことに対して、その姿勢に変わりはない、このようにブリンケン長官の方からも話がありました。

 さらには、 東シナ海、南シナ海、そして朝鮮半島を巡る情勢、こういった地域情勢についても、意見交換を行わさせていただきました。

 さらには、G7としての結束を、今後、固めていくことについても、意見の一致を見たところであります。

 さらには、ホストネーションサポート協定についても、早期に合意できるように、議論を加速したい、このような話をさせていただいたところです。

 今日は国会の関係もありまして、時間も限られていましたので、30分弱くらいの議論になりましたが、時間をかけて対面で議論をしよう、こういうことになりまして、早期にですね、ワシントンを訪問できるように時間調整をしたいということで終わりました。

 北朝鮮の関係、拉致問題につきまして、早期解決に向けて米国の理解・支持を得たところであります。