環境省・新着情報

令和3年1月24日

自然環境

宮崎県の死亡野鳥におけるA型鳥インフルエンザ簡易検査陽性について

宮崎県西諸県郡高原町で、1月24日(日)にマガモ25羽の死亡個体が回収され、検査が可能な状態の17羽について簡易検査を実施したところ、1羽からA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出た旨の報告がありました。
この報告を受け、回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。

1.経緯

1月24日(日

・宮崎県西諸県郡高原町でマガモ25羽の死亡個体を回収

・検査が可能な状態の17羽について簡易検査を実施したところ、1羽からA型鳥インフルエンザウイルスの陽性反応

・回収地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化

※ 今後、鳥取大学において高病原性鳥インフルエンザウイルスの確定検査を実施予定ですが、検査結果の判明まで1週間程度かかる見込みです。
※ 現時点では、遺伝子検査により陽性が確認された段階であるため、病性は未確定であり、高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたわけではありません。
※ 確定検査の結果、陰性となることもあります。
2.今後の対応
(1)宮崎県及び鹿児島県と調整の上、野鳥監視重点区域内における野鳥の監視を一層強化します。
(2)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」(<http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html>に掲載)に準じて、野鳥の監視強化を始めとした対応を行います。
(3)野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、令和2年11月5日付けで最高レベルとなる「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。
3.留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
(2)周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、「野鳥との接し方について」に十分留意されるようお願いします。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf

【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。

【参考情報】
環境省は、ホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

添付資料

(別紙)今シーズンの野鳥における鳥インフルエンザ検査状況等 [PDF 74 KB]

関連情報

関連Webページ
高病原性鳥インフルエンザに関する情報

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8285
室長 川越 久史 (内線 6470)
企画官 立田 理一郎 (内線 6465)
係長 小西 美代 (内線 6477)
係長 中山 裕貴 (内線 6474)

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