新型コロナウイルス感染症のワクチンについて(坂井学内閣官房副長官)

 私の方から最初に、午前中の会見の時にお尋ねをいただきましたが、確認中でありました河野大臣の発言関連の話に関しまして、最初に申し上げたいと思います。まず申し上げたいのは、新型コロナウイルスの基本的対処方針において、「ワクチンについては、令和3年前半までに全国民に提供できる数量の確保を目指す」こととしており、この方針に何ら変更はないということでございます。実際問題、私(官房副長官)が会議に出たり、また、河野大臣が参議院の本会議に出ていたりということで、河野大臣の発言の趣旨を事務方を通じて確認したところ、現在、必要な数量の確保に向けて全力を挙げて取り組んでいるところであるが、まだ薬事承認されたワクチンがない現段階において、ワクチンの供給スケジュールは固まっておらず、このような意味で具体的な確保の見込みが立っているわけではないことを、河野大臣が申し上げたということでありました。国民の皆様に混乱を来すことのないよう、丁寧な情報発信に努めてまいりたいと思っております。