2021年1月7日

「TDK株式会社(東京証券取引所第1部上場(証券コード6762))」が「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2020」(一般社団法人日本取締役協会主催、経済産業省、金融庁、法務省、東京都、日本取引所グループ後援)経済産業大臣賞を受賞しましたので発表します。

1.概要

成長戦略としてのコーポレートガバナンス改革の「形式から実質へ」の深化に向け、東京証券取引所の「コーポレートガバナンス・コード」(平成30年6月改訂)及び経済産業省の「コーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針」(CGSガイドライン)(平成30年9月改訂)が改訂されました。

これらの改訂の趣旨を踏まえ、特にガバナンスの根幹である社長・CEOの指名・後継者計画(サクセッションプラン)について、独立した指名委員会を中心とした実効的な監督を行い、成果を上げていると認められる企業を選定し、その先進的な取組を広く発信することにより、コーポレートガバナンス改革の推進を図るため、2年前より「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー」において、経済産業大臣賞を創設しています。

今次、「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2020」経済産業大臣賞実施要領(別紙参照)に基づく審査が行われた結果、TDK株式会社(東京証券取引所第1部上場(証券コード6762))が今年度の経済産業大臣賞を受賞しました。

2.選定理由

TDK株式会社については、特に以下の点が評価されました。

  1. 社長の指名・後継者計画に対する実効的な監督を行うべく、独立社外取締役が過半数を占める指名諮問委員会を設置し、同委員長には独立社外取締役が就任している。また、取締役会の第三者評価の対象に同委員会を含め、定期的に評価を行うなど第三者の視点も取り入れて議論の充実を図っている。更に、コーポレートガバナンス報告書や統合報告書等において、同委員会の活動状況や第三者評価の結果を開示するなど、社長の指名・後継者計画に関する透明性も高い。

  2. 2016年に現社長を指名した際も、当時の指名諮問委員長を中心に、持続的な成長を実現できる適切な人物を選定するべく、同委員会メンバーや外部専門機関による複数回のインタビューを行い、社長候補者の適格性を客観的に判断しており、その後も実効的な業績評価が行われている。また、社長がリーダーシップを発揮し、幹部候補者を積極的に育成する中長期的なプログラムを立ち上げるなど、将来を見据えた後継者計画の作成が進められている。

  3. 現社長就任後には、独立社外役員との意思疎通や情報共有を徹底しつつ、中長期的な視点に立ったグローバルな経営を行った結果、TSR(株主総利回り)が業界平均を上回るなど、高い業績を上げている。

3.表彰式(予定)

日時:令和3年1月18日(月曜日)15時00分
場所:帝国ホテル東京 孔雀西の間

※今後、国・東京都のガイドラインに従い、イベントの延期又は中止の判断が生じる可能性があります。
※表彰式に関するお問い合わせは、主催者である日本取締役協会宛てにお願いします。

関連資料

関連リンク

担当

経済産業政策局 産業組織課長 安藤
担当者:上田、秋山、石塚、新井

電話:03-3501-1511(内線 2621~2625)
03-3501-6521(直通)
03‐3501-6046(FAX)