(令和2年12月18日(金曜日)11時11分 於:本省会見室)

ミサイル防衛に関する文書の閣議決定

【産経新聞 石鍋記者】本日閣議決定された、新たなミサイル防衛システム等の閣議決定についてお伺いいたします。閣議決定の中で、イージス・アショアの代替策やスタンドオフミサイルの整備については明示されましたけれども、安倍前首相が退任前の談話で示された、ミサイル阻止に関する施策については、引き続き政府として抑止力の強化を検討していくとのみ記載されています。今回、なぜこのミサイル阻止に関する施策が示されなかったのか、併せて今後どのようなスケジュール感で、政府としてこのミサイル阻止、抑止力の強化について検討されていくかお考えをお願いいたします。

【茂木外務大臣】引き続き検討するということでありますけれども、詳しくは、NSCもしくは防衛省の方にお問い合わせください。

日米外相電話会談

【産経新聞 石鍋記者】昨日行われたポンペオ国務長官との電話会談についてお伺いいたします。会談の中で、新型コロナの対策ですとか、地域あるいは国際情勢に、緊密に取り組んで対処していくということが確認されたとのことですけれども、今、政権移行中ですけれども、今回の大統領選ですとか、バイデン政権に移行するということに関して、何か話題は及びましたでしょうか。

【茂木外務大臣】特にそういった話題は出ておりません。ポンペオ国務長官とは定期的にというか、緊密に連絡を取っておりますが、今回、10月6日のQUAD(クワッド)で訪日して以来ということで、1か月ぶりに電話会談、先方の方から要請がありまして行ったところですが、お話にありましたように、新型コロナウイルス対策、更には東シナ海・南シナ海を含めます地域情勢、更には国際社会が直面する課題についてしっかり連携していこうと、いい議論ができたと思っています。