令和2年12月17日
農林水産省

~農業協同組合の組織強化に高い関心を持つネパールに、日本の農協の取組事例を学ぶ機会を提供~

農林水産省ではこれまで、農協の組織強化を通じたネパールの農業振興等に資する取組を支援してきました。今般、取組の一環として、ネパールの農協関係者に日本の農協の取組事例を学んでもらうため、令和2年12月18日(金曜日)に「ネパールの農民組織強化に向けたワークショップ」(オンライン会合)を開催しますので、お知らせいたします。

1.日・ネパール間の農業協力のこれまで

(1)我が国とネパールは、農業分野での連携・協力を推進しています。特に2018年以降、ネパール側より、農協組織の強化を通じた農業振興等に高い関心が示されたことから、日本の農協組織やその取組などについて様々な両国関係者間で意見交換の場を設けてきました。

(2)例えば、昨年は、当省担当者がネパールに関心を有する日本企業や専門家と一緒にネパールを訪問し、ネパール政府、ネパール農業協同組合中央連合会や農協等と意見交換を行いました。

(3)本年は、昨年の意見交換を踏まえ、両国の農協の取組及び経験を共有し交流を図ることで、ネパールの農協の組織強化に資するワークショップをはじめて開催することとなりました。

(4)新型コロナウイルス感染症の影響もあり、現地への出張が困難となったことから、本年は、オンラインでワークショップを開催することとしています。

2.日・ネパールの農協関係者が参加

(1)本ワークショップには、日本側からは、松本農林水産省大臣官房審議官(日本側代表)、西郷駐ネパール日本国大使に加え、JAはだの、農協組織に知見を有する有識者、ネパールに関心を有する企業等が参加します。

(2)ネパール側からは、シャルマ農業・家畜開発省農業局総局長(ネパール側代表)、ヴァイディヤ土地管理・農業・協同組合省バグマティ州次官に加え、ネパール農業協同組合中央連合会や現地農協等が参加します。

3.今後のネパールの農協の組織強化に向けた取組等をテーマに意見交換

(1)本ワークショップは、日本の農協の取組事例等を共有することで、ネパールの農協が直面している課題解決及び農協の組織強化に資するとともに、ネパールの農業振興に貢献することを目的としています。

(2)具体的には、ネパール側から、ネパールの農協の事業概要及び直面する課題などについて説明するとともに、日本側から、農協組織の基盤強化の取組や具体的な販売事業の事例など、ネパールの農協の課題への対応の参考となる取組について紹介する予定です。それらを踏まえて、今後のネパールの農協の組織強化に向けた方向性などについて意見交換を行う予定です。

4.開催日時等

(1)  日時:2020年12月18日(金曜日)13時45分~16時45分

(2)  オンラインで開催(Zoomウェビナー)

(3)  ネパール語と日本語の逐語通訳で実施します。

(4)  報道関係者の皆様も事前に登録いただければオンラインにて傍聴可能です。傍聴希望の方は12月18日(金曜日)10時までにsouth_asia@maff.go.jpにご連絡ください。事務局より別途案内のメールをお送りします。

(5)  取材を希望される場合、12月18日(金曜日)10時までに、<別添>取材申込用紙に必要事項を記載の上、south_asia@maff.go.jpまでメールでご送信ください。

別添資料

取材申込用紙(PDF:52KB)

お問合せ先

大臣官房国際部新興地域グループ

担当者:山口、篠田
代表:03-3502-8111(内線3474)
ダイヤルイン:03-3502-8089
FAX番号:03-3502-8083