2020年12月16日

同時発表:サウジアラビア投資省

経済産業省とサウジアラビア投資省は、12月15日に、日・サウジアラビア関係閣僚の参加を得て、第5回日・サウジ・ビジョン2030閣僚会合を開催しました。

両国の戦略的パートナーシップの新たな羅針盤として、「日・サウジ・ビジョン2030」が2017年に策定されて以来、経済・文化面を始め幅広い分野で多くの協力事業が進展しています。「日・サウジ・ビジョン2030」は、官民が参画し、両国の成長戦略に貢献するプロジェクトで構成されています。

第5回を迎える今次会合は、日本側から梶山経済産業大臣及び鷲尾外務副大臣、サウジアラビア側からファーレフ投資大臣を始めとする、両国の関係省庁からの出席者を得て、初めてオンラインで開催されました。

両大臣は、「日・サウジ・ビジョン2030」のプロジェクトの進展に向けた両国の努力を歓迎しました。また、「日・サウジ・ビジョン2030」への揺るがない継続的な取組を約束するとともに、新型コロナウイルスを踏まえた新たな協力を追求することの重要性を確認しました。

加えて、梶山大臣からは、カーボンニュートラルに向けた協力を始め、社会的課題解決に向けた協力の推進が重要であること、また、バーチャルフォーラムやオンライン商談会などの新たな形での協力を発展させていく旨の発言がありました。

ファーレフ投資大臣からは、日本はサウジアラビアにとって最も親しい友人であり、「日・サウジ・ビジョン2030」を更なるステージへと高めていくこと、また、ダイナミックに広がるサウジアラビア市場への投資機会の提供に努力していく旨、発言がありました。

会合を通じて両国は幅広い分野での協力プロジェクトの進展を確認し、今後の具体的なアクションを「日・サウジ・ビジョン2030~バージョン2020~」に取りまとめました。また、サウジアラビア特区庁と日・サウジ・ビジョン・オフィスによるサウジ経済特区についての協力、サウジアラビア財務省と日本貿易保険(NEXI)によるファイナンス面での協力を含む10件の覚書が紹介されました。

なお、閣僚会合に引き続いて、12月16日及び17日、「日・サウジ・ビジョン2030・ビジネスフォーラム」が開催される予定となっています。


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