令和2年12月11日

12月9日及び10日、第16回アジア不拡散協議(The 16th Asia Senior-Level Talks on Non-Proliferation:ASTOP)がテレビ会議形式で開催され、主催国である我が国のほか、ASEAN10か国、中国、インド、韓国、オーストラリア、カナダ、フランス、ニュージーランド、米国及びEUから局長級の不拡散政策担当者等が参加しました。

1 冒頭、本会合の議長である本清耕造外務省軍縮不拡散・科学部長から、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う未曾有の危機の中、全てのパートナーの参加が得られたことを喜ばしく思うと述べるとともに、北朝鮮の核・ミサイル問題をはじめ、アジア地域には引き続き深刻な不拡散上の課題が存在している中で、本会合が不拡散上の共通目標に向けた取組や関係国間のパートナーシップを更に強化していくための機会になることを願う旨述べました。

2 今回の協議においては、主に以下の点について、活発な意見交換が行われました。
(1)関連国連安保理決議の完全な履行を始めとする北朝鮮の核・ミサイル問題への取組
(2)輸出管理の強化に関する各国の具体的な取組や課題及び能力構築における協力の在り方