環境省・新着情報

令和2年12月12日

自然環境

鳥取県の野鳥糞便における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性について(野鳥国内15例目)

京都産業大学が独自で実施している野鳥糞便調査において、12月7日(月)に鳥取県鳥取市で採取した野鳥糞便から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出された旨の報告がありました。この報告を受け、採取地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化します。

1.経緯 

12月7日(月)

・鳥取県鳥取市で野鳥の糞便を採取

1212日(土)

・京都産業大学が検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)が検出

・採取地点の周辺10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化

2.今後の対応
(1) 鳥取県と調整の上、野鳥監視重点区域内における野鳥でのウイルスの感染範囲の状況把握、感染源の推定や更なる感染拡大を防止するための基礎情報を得ることを目的とした緊急調査(鳥類調査、死亡野鳥調査等)を実施する予定です。
(2) 「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.htmlに掲載)に準じて、野鳥の監視強化を始めとした対応を行います。
(3) 野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、11月5日付けで最高レベルとなる「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。
3.留意事項
(1) 鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
(2) 周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、「野鳥との接し方について」に十分留意されるようお願いします。   https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf
【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。
【参考情報】
環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html
添付資料

(別紙)今シーズンの野鳥における鳥インフルエンザ検査状況等 [PDF 109 KB]

関連情報

関連Webページ
高病原性鳥インフルエンザに関する情報

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8285
室長 川越 久史 (内線 6470)
企画官 立田 理一郎 (内線 6465)
係長 福田 真 (内線 6670)
担当 近藤 千尋 (内線 6676)
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室

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