2020年12月9日

11月25日(水曜日)夜、「ポストパンデミックワールドのためのアジャイルガバナンスに関するハイレベルパネル会合」がテレビ会議形式で開催され、宗清経済産業大臣政務官が参加しました。イノベーションに関するルール形成について国際的に協力していくことに有志国で合意し、アジャイルネーションズ設立宣言(Agile Nations Charter)を採択しました。

本件概要

今回の「ポストパンデミックワールドのためのアジャイルガバナンスに関するハイレベルパネル会合」(Panel on Agile Governance for the Post-Pandemic World)は、イノベーションに関するルール形成について国際的な協力を進めることを目的として、世界経済フォーラム(World Economic Forum)及び経済協力開発機構(OECD)によって開催されました。

本会合には、カナダ、デンマーク、イタリア、日本、シンガポール、アラブ首長国連邦、及び英国(アルファベット順・順不同)の代表者が参加し、イノベーションを促進するためのルール形成に向けて、各国が協力していくことを表明する「アジャイルネーションズ設立宣言」(Agile Nations Charter)を採択しました。
また、本会合に参加した民間企業からは、各国のイノベーションに関するルール形成について、必要な協力を行っていく旨の表明がありました。
会合はテレビ会議形式で行われ、宗清経済産業大臣政務官が参加しました。

会合中、宗清政務官からは、本アジャイルネーションズの取組が、2019年にG20の閣僚級会合で我が国が発信した「ガバナンス・イノベーション」のコンセプトを国際的に推進するものであり、大いに賛同する旨が表明されました。
また、我が国における先端的なルール形成の取組として、システム同士が連携する際の全体の見取り図を設計する「デジタルアーキテクチャ・デザインセンター」の事例等を紹介していくことが提案されました。

アジャイルネーションズ設立宣言の主な内容は、以下のとおりです。

  • 参加国は、自主的に、イノベーションをサポートしつつ市民の利益を保護できるようなルール形成の取組み(規制のサンドボックス等)を推進する。
  • 参加国は、自主的に、ルール形成に関する国際協力(情報共有や共同実証実験、ルール形成の協力分野の洗い出し等)を行う。
  • 参加国は、年に一度総会を開催する。議長国と副議長国は、参加国がローテーションで担当する。
  • 本設立宣言に、法的拘束力はない。
  • 会合の様子の画像
  • 宗清政務官の画像

参考資料

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