令和2年12月8日

 12月8日(現地時間7日)、ニューヨークで行われた国連総会本会議において、日英等が共同で提案した、宇宙空間における責任ある行動に関する決議案(「規範、規則及び責任ある行動の原則を通じた宇宙における脅威の低減」)が、開発途上国を含む164か国の支持を得て採択されました。

  1. この決議は、宇宙空間における責任ある行動のあり方に関して採択された初めての国連総会決議であり、宇宙システムに対する脅威及び安全保障上のリスクを調査し、責任ある行動等につき評価し、議論を進展させるよう奨励しています。このような決議が、地域的に多様な国々から幅広い支持を得て採択されたことは画期的であり、今後、宇宙空間の持続的かつ安定的な利用の確保に向けた取組が更に進展することが期待されます。
  2. 我が国としては、宇宙活動に関する国際的なルール作りをめぐる論点について、宇宙空間における軍備競争を防止すべく、実効的なルール作りを進めるという観点から、引き続き国際的な議論に積極的に参加していきます。
[参考1]
国連総会本会議における本決議案の採択結果

賛成:
164
反対:
12
棄権:
6
[参考2]
国連総会第一委員会における本決議案の採択結果

賛成:
150
反対:
12
棄権:
8
[参考3]