令和2年12月4日

 12月3日(現地時間同日)、トーゴ共和国の首都ロメにおいて、我が方、倉光秀彰駐トーゴ共和国日本国特命全権大使(コートジボワールにて兼轄)と先方アントワン・レクパ・ベベニ・トーゴ共和国農業・畜産・農村開発大臣(H.E. Mr. Antoine Lékpa GBEGBENI, Minister of Agriculture, Livestock and Rural Development of the Republic of Togo)との間で、供与額3億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. トーゴでは、灌漑施設等の農業生産基盤が整備されておらず、天水による粗放的農業が営まれており、近年においては、不安定な降雨と天候の不順により、主要穀物の生産量は低位かつ不安定な状況にあり、食料確保が深刻な問題となっています。
  2. この協力は、食料不足に直面している同国に対し、食料安全保障と栄養状態の改善等を目的として、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具現化するものです。
[参考]トーゴ共和国基礎データ
トーゴ共和国の面積は約5.43万平方キロメートル(日本の約6分の1)、人口は808万人(2019年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は690米ドル(2019年、世界銀行)。