防衛省・新着情報

2020年11月25日
防衛省
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 標記について、下記のとおり実施されましたのでお知らせします。

 2020年11月25日10時00分から約40分間、岸防衛大臣とサージャン加国防大臣との電話会談が行われました。

  1. 冒頭、サージャン国防大臣から、岸大臣に対し就任の祝意が示され、岸大臣から感謝の意を示しました。
  2. 両大臣は、北朝鮮や東シナ海・南シナ海を含む地域情勢について意見交換を実施し、引き続き緊密に連携していくことを再確認しました。その中で、岸大臣は、カナダが新型コロナウイルス感染症という困難に直面しているにもかかわらず、国連安保理決議に違反する違法な海上活動の監視のために現在もアセットを派遣していることについて評価する旨述べるとともに、両大臣は、北朝鮮による、全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な廃棄(CVID)の実現に向けて引き続き連携して対処していく意思を再確認しました。
  3. また、両大臣は、地域において最近生じている事象も踏まえ、両国間で意思疎通を維持するとともに、力を背景とした一方的な現状変更の試み、また、緊張を高めるいかなる行為にも強く反対するとの明確なメッセージを発信していくことで一致しました。両大臣は、全ての国が、航行と上空飛行の自由を含む国連海洋法条約(UNCLOS)に反映された国際法を完全に遵守することの重要性を強調しました。
  4. さらに、両大臣は、平和と安全保障に影響を与えうる感染症に係るリスクに対し、以下の取組で協力していくことを議論しました。
  5. ●新型コロナウイルス感染症流行下の人道支援及び災害対処(HA/DR)活動で得られた教訓を共有すること
    ●感染拡大への対処能力を高めるべく、第三国協力を進める新たな機会を模索すること
    ●新型コロナウイルス感染症拡大という状況下における偽情報に共に対処することを含め、法に基づく国際秩序を強化するための情報共有・意見交換を行うこと
     この提案に対して、サージャン大臣からも同意を得られた上で、共に取り組みたい旨の提案がありました。

  6. さらに、両大臣は、日加共同訓練「KAEDEX」や日米共同統合演習「Keen Sword」へのカナダ軍の参加といった両国間の継続的な連携を歓迎し、引き続き、このような機会を最大限に活かしていくことを確認しました。
  7. 両大臣は、今後も、防衛当局間の緊密なコミュニケーションを継続するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化に向け、防衛協力・交流を引き続き活発に進めていくことで一致しました。
  8. 最後に、サージャン大臣より、新型コロナウイルス感染症に伴う渡航制限が解除された際、岸大臣にカナダを訪問していただきたい旨招待がありました。

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