(令和2年11月24日(火)9:15~9:22 於)復興庁6階記者会見

 

1.発言要旨

  冒頭発言なし

 

2.質疑応答

(問)よろしくお願いします。おはようございます。

  先週、福島県浪江町が水素を町全体に活用する「水素タウン構想」というのをまとめまして、浪江町にあります福島水素エネルギー研究フィールドを活用して、町内全域で水素エネルギーを活用するというようなまちづくりの方針を打ち出しました。政府としても、2050年のカーボンフリーを目指して水素の活用を進めていく方針を菅総理も所信表明等で示されておりますが、こうした浪江町の取り組みについて、政府として支援、もしくは後押しする考えはございますか。

(答)この問題については、詳しくは私は存じ上げませんけれども、浪江町がそういった形で頑張っておられる以上、私たちができる限り応援していくのは当然だろうと思います。ですから、福島のそれぞれの地域・自治体が頑張っているそういった取り組みについては、私たちはできる限り、検討の上で応援させていただきたいということで考えております。

(問)

  新型コロナの関係なんですけれども、GoToキャンペーンが新規の予約を停止するというようなことで今、検討されていますけれども、今回、GoToキャンペーンというのが被災地の復興であったりとか観光業を盛り立てるという意味でも非常にいい施策でもあった部分と、感染拡大がなかなか抑えられないといういろんな側面があったと思うんですけれども、被災3県のGoToキャンペーンのあり方とか、そのあたりで大臣の所感がありましたらお願いします。

(答)GoToキャンペーンは、私はそれなりに大きな意味があったと思います。経済と、それから感染拡大防止、両方とも両立させなければならないわけで、例えば卑近な例で言えば、私の地元の柴又の場合は、GoToキャンペーンの前は全くと言っていいほど閑古鳥が鳴いていまして、皆さん悲鳴を上げていましたけど、GoToキャンペーンが始まってからかなり多くの方が来られるようになりまして、やっと一息ついたということで地元の方は喜んでおられますけれども、恐らく他の地域でも同じような現象が多く見られたのではないかなと思います。ですから、それは非常にいい面があるんですけれども、しかし、このGoToキャンペーン」が本当に感染者の拡大、あるいは関係したかどうかというのは、これは全く科学的根拠、エビデンスがないことなので、これはこれからいろいろ検討されることだろうと思いますけど、そういった中で、非常に難しい問題ですけれども、GoToキャンペーンと、それから感染者の防止との兼ね合いですね、経済と、それから感染者防止との兼ね合いをどうするかということは、これは西村さん初め、関係当局のところでしっかりと検討されるのではないかなと。あと、専門家の方々も、そこはしっかりと私は検討されるのではないかなと思います。

(問)今の質問に関連なんですが、大臣は先週、新型コロナウイルスのいわゆる第3波が来たということで、復興庁の職員の方々に改めて感染防止対策を徹底するように周知して、なおかつ大臣や政務三役の被災地への訪問に関しては、感染防止対策をとりながら続けるというお考えを示されたと思います。そこからさらにこの数日間で感染が広がっている状況で、現状ではそういった考えを見直すことはないのでしょうか。

(答)感染者拡大の防止のためにできる限りの対応をとるというのは、これは当たり前のことで、これは私を含めた職員全員がそういった対応をとっていかなければならないわけでございまして。そういった中で私自身の、例えば東北の各県の視察等につきましては、それができるかどうかと、コロナ感染防止の対応がとれるかどうか、その辺はしっかりと現地と打ち合わせを進めまして、それで大丈夫というある程度の確信が得られてから行くということにしておりますので、これからも恐らく行くことになるだろうと思いますけれども、その際は十分にその対応をとっていきたいということで考えております。

これは私だけではなくて、私のスタッフも全く同じでございます。感染者は絶対出してはいけない。しかし経済活動を全く止めてしまったら、これは日本が大きく沈没してしまいますので、その兼ね合いというのは、まさに極めて難しい問題ですけれども、それを今、政府は両立させるべく必死に頑張っているところでございまして、そういった中で、私も政府の一員として、一方に偏ることなく両方とも何とか実現できるように、両立できるようにしっかり取り組んできたいということで考えております。

(問)現在開会中の臨時国会が間もなく2週間で会期末という形になっているかと思うのですが、いまだに復興特別委員会が衆参ともに開かれていなくて、これは国会で決めることかと思いますが、現状を大臣はどのように受けとめていらっしゃいますか。

(答)恐らく筆頭間の話し合いがつかないからこういうことになっているんだろうと思いますけど、他の委員会が次々に開かれている中で復興特が開かれていないというのは、復興特から何も特に懸案がなければ別ですけど、復興特自身もいろいろと議論しなければならないこと、それから現地の方々が関心を持っておられることがたくさんあるわけでございますので、私は早く筆頭間でこの問題、あるいは与党・野党間でこの話し合いがついて、1日も早く復興特が始まって、議論できればと思っております。

 

 

(以  上)

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