令和2年11月20日

11月20日、午後4時35分から約20分間、茂木敏充外務大臣は、モハンマド・ハニーフ・アトマル・アフガニスタン・イスラム共和国外務大臣代行(H.E. Mr. Mohammad Haneef ATMAR, Acting Minister of Foreign Affairs of the Islamic Republic of Afghanistan)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1.  両者は、アフガニスタンの和平プロセスについて意見交換を行い、茂木大臣から、今年9月に和平交渉が開始したことを歓迎し、交渉の前進を強く期待している旨述べました。
  2.  茂木大臣から、最近アフガニスタン国内で頻発するテロを強く非難しました。また、中村哲医師の殺害から1年を迎えることに触れつつ、引き続き徹底的な捜査を求めるとともに、改めて在留邦人の安全確保への協力を要請しました。これに対し、アトマル外務大臣代行は、中村医師の殺害については引き続き全力で捜査を行っていく、在留邦人の安全確保に努めたい旨を述べました。
  3.  両者は、11月24日に開催予定のアフガニスタンに関するジュネーブ閣僚級会合について意見交換を行い、茂木大臣から、日本として引き続きアフガニスタンの平和と安定のため協力していきたい旨述べました。これに対し、アトマル外相代行からは、これまで日本が実施してきた様々な支援に対し、アフガニスタン政府、国民を代表して深い謝意の表明がありました。また、故緒方貞子氏がアフガニスタン支援に果たした役割に対し、高い評価が示されました。
  4.  両者は、二国間関係強化を含め、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。