日時 令和2年11月20日(金曜日)9時36分~9時44分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • Go To Eatキャンペーンについて
  • 香川県で確認された高病原性鳥インフルエンザについて
  • 輸出戦略の骨子案について

 

記者

  Go To Eat事業についてなんですけれども、先日、都道府県知事に、地域の感染状況に合わせて利用を4人以下の飲食に制限するように、検討するように要請されましたけれども、現時点で、人数制限を設ける都道府県がどのぐらいあるかというのと、都道府県からどのような意見が寄せられているかということについてお願いします。

大臣

  今、お話ありましたとおり、各都道府県に対しまして、16日の月曜日にですね、食事券・ポイントの利用は、原則として4人以下の単位での飲食としまして、具体的な対応につきまして、各地域における感染状況を踏まえて、都道府県知事に早急な検討を要請したところであります。開始時期につきましては、都道府県の判断にもよりますが、感染拡大がみられる地域では、3連休が始まります21日の土曜日から開始できることが望ましいと考えておりますが、今、一部の都道府県からはですね、既に4人以下の単位との制限を課す旨の発言・発信があり、また、制限を課さない旨の発言・発信もございます。そのことは承知しておりますが、現在、全体として、都道府県の検討結果を取りまとめているところでありますので、整い次第、その結果をお知らせさせていただきたいと考えております。

記者

  鳥インフルエンザが立て続けに発生しています。大臣は昨日の対策本部で、従業員や車両の交差の可能性などに言及されていましたが、改めて受け止めと、農家への注意喚起をお願いいたします。

大臣

  昨日ですね、省内の対策本部で、現時点におけます疫学関連調査の分析について報告を受けましたが、野鳥を介したウイルス侵入の可能性、また、従業員による交差の可能性、車両による交差の可能性などが示唆をされたところであります。今般得られました情報をですね、基にしまして、鶏舎等につきましては、屋根や壁の隙間、防鳥ネットの破損等を確認をして、問題があれば、応急的措置も含めて早急に野生動物の侵入防止を図ること、また、原則、当日に他の畜産関係施設に入った者を衛生管理区域に立ち入らせないようにすること、また、資材の受け渡しを衛生管理区域外で行うなど、同区域への車両、人及び物の出入りをできる限り制限すること、また、都道府県、生産者、関連事業者の関係者からなる地域協議会を開催をしまして、この高病原性鳥インフルエンザによる発生状況等の情報共有を行って、地域一体となった防疫体制を構築することなどを内容とします、注意喚起のですね、通知を昨日付けで発出を行ったところでありますが、改めて、飼養衛生管理の遵守に向けてですね、呼びかけを行ったところであります。

記者

  Go To Eatに関連してお伺いしますけれども、今、かなり、また感染状況が拡大してきてるというふうなことになっていると思うんですけれども、4人以下の利用をお願いするということで、感染防止策としては十分なのでしょうか、そのあたりの御見解をお願いします。

大臣

  この感染状況につきましてはですね、拡大をしてきておりまして、極めて警戒すべき状況が続いていると考えております。こうした中で、先般、新型コロナウイルス感染リスクが高まる「5つの場面」が示されました。感染リスクを下げていくためにも、飲食店をはじめとする日常生活でのこれらの場面に特に気を付けていくことが重要であります。農林水産省としましても、様々な場面、様々なチャンネルを使いまして、この「5つの場面」を呼びかけているところでありますし、これからも呼びかけていきたいと考えております。このGo To Eat事業につきましても、この「5つの場面」を踏まえて、4人以下の単位での飲食としてですね、各地域における感染状況を踏まえて、各都道府県知事に早急な検討を要請したところでありますが、やはり、引き続き3密の回避、手洗い・マスク・消毒・換気など、この感染防止対策をですね、徹底していくことを国民の皆さんにお願いをしていくということ、そして、感染拡大の防止とですね、社会経済活動の両立を図っていくということを進めてまいりたいと思っております。

記者

  都道府県にですね、要請をなされるというふうに御説明されていますけれども、何か国として、一旦ですね、事業をちょっとストップさせるなり、事業のあり方そのものを見直すようなお考えというのはおありですか。

大臣

  一般的にですね、感染が拡大した場合にはですね、都道府県は飲食店に対して、まず時間短縮ですとか、休業要請等を行うことが考えられます。Go To Eatキャンペーンにつきましても、都道府県が、新型コロナウイルス感染症分科会が示したですね、感染状況のステージ等を踏まえて、この食事券ですとか、ポイント付与の一時停止をするかどうか、判断をすることになります。Go To Eatにつきましては、事業としてですね、今、4人単位の条件をですね、国としては示させていただいたところでありますが、各都道府県がですね、その条件をですね、どのように考えて対応するかということであります。Go To Eatに参加する飲食店が守るべき感染症対策につきましても、各都道府県が独自の条件を設定することも可能としておりますので、その際、都道府県が感染状況を踏まえて、会食人数についても検討することができることとしている訳であります。

記者

  官邸での閣僚会議で、輸出拡大に向けた戦略の骨子案が策定されたと思いますが、これについて大臣の受け止めをお願いします。

大臣

  本日、御指摘のありました関係閣僚会議、第9回会合が先ほど開催をさせていただきました。今回の会合ではですね、農林水産省から当面の輸出戦略の骨子案を示させていただきまして、関係閣僚からは、現在の検討取組状況、これ、説明をいただくとともにですね、有識者の皆様からは、生産者、あるいは加工業者などと連携してですね、輸出に取り組んでいるお立場から、貴重な御意見を伺えたところであります。総理からは、引き続き関係閣僚が一体となって検討を深めて、そして次回の会合においてですね、具体的な戦略を提示するようにとの指示があったところであります。次回会合におきましてですね、この具体的な戦略の策定に向けた検討を早急に進めてまいりたいと考えております。

報道官

  では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上