令和2年11月18日

バーガー米海兵隊総司令官による茂木外務大臣表敬1

バーガー米海兵隊総司令官による茂木外務大臣表敬2

バーガー米海兵隊総司令官による茂木外務大臣表敬3

11月18日、午後3時50分から30分間、茂木敏充外務大臣は、訪日中のデビッド・バーガー米海兵隊総司令官(海兵隊大将)(General David  H. Berger, Commandant of the U.S. Marine Corps)の表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、茂木大臣から、日米同盟はインド太平洋の平和、安全、繁栄の礎であり、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて足並みを揃えて協力していきたい旨述べました。これに対し、バーガー総司令官から、安全保障環境が急速に変化する中、脅威に立ち向かう上で日米同盟が強固であることは重要であり、引き続き協力したい旨述べました。
  2. 双方は、日米安保・防衛協力や地域情勢について意見交換を行いました。特に、双方は、東シナ海及び南シナ海において継続・強化される一方的な現状変更の試みに関し、深刻な懸念及び強い反対の意を表明し、引き続き、日米で緊密に連携していくことを確認しました。また、双方は、豪州やインドなどの同志国との結束強化が極めて重要であるとの点で一致しました。
  3. 双方は、日米同盟の抑止力を維持しつつ、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図る観点から、普天間飛行場の辺野古移設及び在沖縄海兵隊のグアム移転を始めとする在日米軍再編を着実に進めるとのコミットメントを再確認しました。また、茂木大臣から、在日米軍の安定的駐留のためには地元の理解と協力が不可欠であり、安全な訓練実施、事件・事故での円滑な対応のために緊密に協力していくよう求めました。