環境省・新着情報

令和2年11月16日

自然環境

香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(家きん国内5例目)について

令和2年11月15日、香川県三豊市の採卵鶏農場において、家きん国内5例目となる高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認された旨の報告がありました。この報告を受け、発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化しています。

1.経緯

1114日(土)

・香川県が、死亡鶏が増加した旨の通報を受けて、当該農場(本年度、香川県内で発生した国内1例目、3例目及び4例目の発生農場から半径3km以内に位置※)への立入検査を実施。

・同日、当該鶏についてインフルエンザ簡易検査を実施し陽性。

1115日(日)

・当該鶏について遺伝子検査を実施した結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認。

家きんでの国内1例目の発生(11月5日)及び国内3例目の発生(11月11日)に伴い、香川県が当該養鶏場の飼養鶏について、遺伝子検査及び抗体検査を実施した際には、陰性を確認。

2.対応
(1)11月15日に発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化しています。
(2)香川県内における家きんでの国内1例目から3例目の発生に伴う緊急調査では、野鳥の大量死等の異常は確認されませんでした。また、三豊市内における家きんでの国内4例目の発生に伴う緊急調査を11月14日から香川県が実施しています。
(3)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.htmlに掲載)に準じて、野鳥の監視強化を始めとした対応を行います。
(4)野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、11月5日付けで最高レベルとなる「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。
3.留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
(2)周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、「野鳥との接し方について」に十分留意されるようお願いします。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf

【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。

【参考情報】
環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

関連情報

関連Webページ
高病原性鳥インフルエンザに関する情報
過去の報道発表資料

令和2年11月13日
香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認(家きん国内4例目)について
令和2年11月11日
香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について
令和2年11月8日
香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認について
令和2年11月5日
香川県における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認及び野鳥サーベイランスの対応レベル引き上げについて

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8285
室長 川越 久史 (内線 6470)
企画官 立田 理一郎 (内線 6465)
係長 小西 美代 (内線 6477)
担当 近藤 千尋 (内線 6676)

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