環境省・新着情報

令和2年11月20日

自然環境

鹿児島県で採取された水における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性について(野鳥国内4例目)

鹿児島大学が実施した検査により、令和2年11月16日(月)に鹿児島県出水市で採取した環境試料(水)から、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出(陽性)された旨の報告がありました。なお、採取地点の周辺10km圏内は、令和2年11月13日(金)に野鳥監視重点区域として指定済みの区域となるため、引き続き、野鳥の監視を強化します。

1.経緯

1116日(月)

・鹿児島県出水市で環境試料(水)を採取※

※11月13日(金)に高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出された採取場所と同一の場所で採取

1120日(金)

・鹿児島大学が検査を実施した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出

2.対応
(1)採取地点の周辺10km圏内は、11月13日(金)に野鳥監視重点区域として指定済みの区域となるため、引き続き、野鳥の監視を強化します。
(2)「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」(<http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html>に掲載)に準じて、野鳥の監視強化を始めとした対応を行います。
(3)野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、11月5日付けで最高レベルとなる「対応レベル3」に引き上げており、全国での野鳥の監視強化を継続します。
3.留意事項
(1)鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
(2)周辺地域のみならず国民の皆様におかれては、「野鳥との接し方について」に十分留意されるようお願いします。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/2017yachotonosessikata.pdf

【取材について】
現場での取材は、ウイルスの拡散や感染を防ぐ観点から、厳に慎むようお願いします。

【参考情報】
環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/index.html

添付資料

(別紙)今シーズンの野鳥における鳥インフルエンザ検査状況等 [PDF 37 KB]

関連情報

関連Webページ
高病原性鳥インフルエンザに関する情報
過去の報道発表資料

令和2年11月17日
鹿児島県の死亡野鳥におけるA型鳥インフルエンザ遺伝子検査陽性について
令和2年11月17日
鹿児島県の野鳥糞便における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性について(野鳥国内3例目)
令和2年11月20日
鹿児島県で採取された水における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性について(野鳥国内4例目)
令和2年10月30日
北海道の野鳥糞便における高病原性鳥インフルエンザウイルス検査陽性について

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8285
室長 川越 久史 (内線 6470)
企画官 立田 理一郎 (内線 6465)
係長 小西 美代 (内線 6477)
係長 中山 裕貴 (内線 6474)

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