2020年11月13日

11月13日にスイス・ジュネーブでIEC総会が開催され、梶屋俊幸氏(IEC適合性評価評議会(CAB)1委員代行メンバー(オルタネート)、一般社団法人セーフティグローバル推進機構理事)がIEC最高位の賞であるロード・ケルビン賞を受賞しました(日本から6年振り、5人目の受賞)。

本件概要

  1. ロード・ケルビン賞は、IECの初代会長ケルビン卿(1906~07年)にちなみ、IECにおいて長年に亘りグローバルな電気・電子技術標準化に顕著な功績が認められた者(毎年1名以内)を表彰する賞(IEC最高位)として1995年に創設されたものです。

  2. 本年、日本からは、梶屋俊幸氏(CABオルタネート、一般社団法人セーフティグローバル推進機構 理事)を推薦したところ、IEC本部における選挙の結果、同氏の受賞が決定しました。

    【参考】日本からの歴代受賞者(所属は受賞当時)

    1999年 池田 宏明氏(千葉大学)
    2002年 片岡 照榮氏(シャープ株式会社)
    2009年 森 紘一氏(富士通株式会社)
    2014年 平川 秀治氏(東芝株式会社)

  3. 今回の受賞は、同氏の積極的な国際標準化活動が、国際的にも高く評価された結果であると認識しています。

国際電気標準会議・ロードケルビン賞について

こちら外部リンクのホームページを御参照ください。

 

梶屋俊幸氏のプロフィール・功績
梶屋氏は、2005年からIEC電気機器・部品適合性試験認証制度(IECEE)国内委員長及び2009年からはIEC CAB国内委員長を務め、日本代表としてIECEE及びCABに参加し貢献を行った。2012年からCAB電気エネルギー効率性作業グループの国際議長、2015年からIECEE政策・戦略委員会の共同議長を務めた。その間、IECEE認証制度を「規制の適当性の証明」として各国の規制当局に積極的に推奨すると共に、IECEE加盟国の能力向上の構築、ASEANの試験認証機関でIECEEの効果的利用の立案及び日本政府主催のセミナーにおいて中心的役割を果たした。これらの功績が評価され、2008年に経済産業大臣賞、2015年にIEC 1906賞及び2019年に内閣総理大臣賞を受賞されている。
1 適合性評価評議会(CAB: Conformity Assessment Board)
IEC適合性評価活動の運用の促進及び助成に必要な処置を行う評議会であり、認証などの適合性評価制度の構築・管理等を任務とする。

担当

産業技術環境局 国際標準課長 柳澤
担当者:佐藤(貴)、新地、金田

電話:03-3501-1511(内線 3429)
03-3501-9287(直通)
03-3580-8631(FAX)