令和2年11月11日

11月11日、サーエブ・エラカートPLO執行委員会事務局長(H.E.Dr. Saeb Erekat, PLO Secretary General)が10日に逝去されたことを受けて、茂木敏充外務大臣からリヤード・マーリキー・パレスチナ外務・移民庁長官(H.E.Dr.Riad Malki, Minister of Foreign Affairs and Expatriate of Palestine)に宛てて以下の弔意メッセージを発出しました。

サーエブ・エラカートPLO執行委員会事務局長の御逝去の報に接し、深い悲しみの念に堪えません。御遺族、パレスチナ自治政府、そしてパレスチナ人の皆様に対し、謹んで哀悼の意を表します。

エラカート氏は、中東和平問題の解決に向けてイスラエルとの交渉に長年携わり、中東の平和と安定に多大な貢献をされました。我が国との関係でも、「平和と繁栄の回廊」構想の閣僚級四者協議立ち上げ会合のためパレスチナ側の団長として訪日するなど、日本と中東地域の架け橋としての役割を果たされたことに、改めて敬意を表します。

日本としても、中東和平の実現に向けて引き続き尽力していくとともに、パレスチナが必要とする支援を惜しまない所存です。

エラカート氏の在りし日のお姿を偲びつつ、ここに謹んで、日本国政府及び国民を代表し、エラカート氏の御冥福を心からお祈り申し上げます。

日本国外務大臣
茂木 敏充