令和2年11月11日
農林水産省

~アジアから初めての議長選出~

令和2年11月10日、牛草哲朗(うしくさてつお)大臣官房審議官(国際)が、経済協力開発機構(OECD)農業委員会の議長に選出されました。
なお、日本人が同委員会の議長ポストに就くのは、初めてのことです。

1.概要

日本時間11月10日(火曜日)、オンラインにてOECDの第175回農業委員会(Committee for Agriculture)が開催され、全会一致により、牛草大臣官房審議官(国際)が2021年の同委員会議長に選出されました。日本人が議長に就くのは初めてのことです。また、アジアからの議長就任も初めてです。

2.OECD農業委員会とは

OECDは、先進諸国を中心に政策協調やルール作りを目的として、1961年に設立された国際機関です。同農業委員会では、加盟各国の農業政策の分析が行われており、近年では、デジタル技術の農業への活用や農業イノベーションの推進、農業が環境に与える影響など、各国において重要性を増している新たな課題に関する分析や政策提言を行っています。
特に、本年に入ってからは、新型コロナウイルス感染症拡大が世界の食料サプライチェーンに与える影響の分析等に取り組んでいます。こうした分析結果は、G7やG20など各種国際会議でも引用され、注目度が高い委員会です。

3.議長としての期待

牛草大臣官房審議官(国際)の議長任期は、2021年1月1日からの1年間です。
我が国としては、これまでも、我が国のスマート農業の取組やコロナ禍での経験の提供等を通じてOECD農業委員会の先駆的な取組に貢献してきたところですが、引き続き、世界の農業政策の協調に向けて、同農業委員会での取組を主導してまいります。
 

参考資料:経済協力開発機構(OECD)の概要(PDF : 228KB)

お問合せ先

大臣官房国際部国際機構グループ

担当者:米田、中村(康)
代表:03-3502-8111(内線3500)
ダイヤルイン:03-6738-6155
FAX番号:03-3502-0735

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