令和2年11月6日
農林水産省

歴史まちづくり法第5条に基づき、令和2年3月24日付で佐渡市と長崎市、同年6月24日付で熊本市の歴史まちづくり計画を主務大臣(文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣)が認定しました。
この度、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため延期しておりました認定式を開催する運びとなりましたのでお知らせします。

1.認定式

(1)日時
令和2年11月10日(火曜日)17:00~

(2)場所
小林国土交通大臣政務官室

(千代田区霞が関2-1-3中央合同庁舎3号館4階)
(3)取材
報道関係者に限り取材が可能です。希望される方は、次の国土交通省担当者までお申し込みください。
【取材申し込み先】
国土交通省都市局公園緑地・景観課景観・歴史文化環境整備室石川、中井
TEL:03(5253)8111(内線32983、32986)/03(5253)8954(直通)FAX:03-5253-1593

2.歴史まちづくりとは

全国各地には、城や神社仏閣とその周辺の町家や武家屋敷等から成る市街地と、祭礼行事、民俗芸能、昔ながらの生業等の人々の伝統的な営みや活動とが一体となって、地域の個性とも言える歴史的な情緒や風情を醸し出すまちが多くあります。
歴史まちづくり法では、これらを地域固有の資産として捉え、ハード・ソフト両面の取組により維持向上を図り、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承を支援しています。

3.各都市の歴史まちづくり計画の概要

新潟県佐渡市(認定日R2.3.24)

国指定の重要文化財「旧佐渡鉱山採鉱施設(きゅうさどこうざんさいこうしせつ)」、国指定の史跡「佐渡金銀山遺跡(さどきんぎんざんいせき)」及びその周辺の鉱山町一帯と、善知鳥神社祭礼(うとうじんじゃさいれい)や鉱山祭(こうざんまつり)とそこで披露される郷土芸能、無名異焼(むみょういやき)の製造・販売等が一体となった、歴史的な風情を有する良好な市街地の環境の維持向上を図るため、公有化した旧深見家住宅(きゅうふかみけじゅうたく)等の歴史的建造物の保存修理、歴史的建造物を活用した拠点施設整備、それら歴史的建造物を回遊するための道路の美装化等の事業や、相川音頭を踊る宵之舞(よいのまい)等の地域行事の運営に対する支援を位置づけています。

 

長崎県長崎市(認定日R2.3.24)

国宝「大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)」や国指定の重要文化財「旧グラバー住宅」、及びその周辺地域と、歴史的建造物等の保存活動の一環として始まった長崎居留地まつり(ながさききょりゅうちまつり)や大浦諏訪神社(おおうらすわじんじゃ)の大浦くんち等の伝統的な活動が一体となった、歴史的な風情を有する良好な市街地の環境の維持向上を図るため、旧グラバー住宅をはじめとする歴史的建造物の保存修理、夜間景観の整備、景観を損なう空き家の除却等の事業を位置づけています。

熊本県熊本市(認定日R2.6.24)

国指定の重要文化財「熊本城」を核として、周辺に広がる城下町一帯を行列が練り歩く藤崎八旛宮例大祭(ふじさきはちまんぐうれいたいさい)、また、史跡「熊本藩川尻米蔵跡」(くまもとはんかわしりこめぐらあと)を有し、かつて港町として栄えた町並みを背景に行われる河尻神宮秋季大祭(かわしりじんぐうしゅうきたいさい)などにより形成される歴史的な風情を有する良好な市街地の環境の維持向上を図るため、熊本地震により被災した「熊本城」をはじめとする歴史的建造物の保存修理・修景や、市内の歴史的建造物を回遊するための道路の美装化、歴史・文化を活かした観光体験事業等を位置付けています。

認定された計画の詳細は、国土交通省ホームページにて紹介しています。https://www.mlit.go.jp/toshi/rekimachi/toshi_history_tk_000010.html(外部リンク)

お問合せ先

農村振興局農村政策部農村計画課

担当者:⼟地利⽤計画班 ⼩澤、加藤
代表:03-3502-8111(内線5534)
ダイヤルイン:03-3502-6004
FAX番号:03-3506-1934