2020年10月29日

10月28日(水曜日)夜、OECD閣僚理事会がテレビ会議形式で開催され、宗清経済産業大臣政務官が貿易・投資関連のセッションに参加しました。同セッションでは、「グローバリゼーションと回復」として、貿易投資の役割や、強靱性強化とグローバルバリューチェーン、国際経済の協力の涵養といった観点から、OECD加盟国間による議論が行われました。

今回の閣僚理事会は、「強力、強靭、グリーン、包摂的な回復への軌道」をテーマとして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大からの回復に向けた広範な論点について、OECD加盟国で議論がなされています。会合はテレビ会議形式で行われ、宗清経済産業大臣政務官が28日夜に貿易・投資関連のセッションに参加しました。

宗清政務官は、コロナ危機からの回復を通じて「デジタル」、「公平なグローバル環境」、「持続可能性」に代表される新たな経済社会システムを早急に構築する必要性を指摘した上で、今後OECD加盟国が注力すべきアクションとして、①DFFT(信頼性のある自由なデータ流通の実現)の重要性を踏まえ、プライバシーガイドラインの見直しに向けた議論の加速や、大阪トラックを通じてデジタル経済のルール作りを進めること、②公平な競争条件の確保の重要性を踏まえ、鉄鋼過剰生産能力への対応に向けた協力を強化することなどを発信しました。

担当

通商政策局国際経済課 寺本
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