令和2年10月28日

 10月28日、ベトナムで開催されているインド太平洋ビジネスフォーラムにおいて、茂木敏充外務大臣、マイク・ポンペオ米国国務長官(The Honorable Mike Pompeo,Secretary of State of the United States)、マリス・ペイン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon Marise Payne, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)によるビデオメッセージ別ウィンドウで開くが放映され、日本、米国、豪州の3か国が協力するパラオ光海底ケーブルプロジェクトが、「インド太平洋におけるインフラ投資に関する三機関間パートナーシップ」の下で実施される最初のプロジェクトになることが発表されました。

1 このプロジェクトは、米国・シンガポール間に新たに敷設される海底ケーブル(本線)の分岐点から、パラオまでの海底ケーブル支線を敷設するプロジェクトです。これにより、パラオの通信容量が更に拡大され、通信インフラの信頼性を強化するとともに、民間セクターの成長を促し、新たな投資を呼び込むことが期待されます。

2 パラオ政府との連携の下、同光海底ケーブルプロジェクトには、米国、豪州による支援に加え、国際協力銀行(JBIC)と日本貿易保険(NEXI)による支援の実施に向けて、調整が行われています。日本は、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、引き続き米国や豪州を始めとする関係国と連携しつつ質の高いインフラ支援に取り組んでいきます。

[参考1]インド太平洋ビジネスフォーラム
 10月28日及び29日に対面及びバーチャルの混合方式(於:ベトナム)で開催。地域に民間投資を呼び込むため、米国がASEAN議長国ベトナムと共同で主催。同地域30か国の政府高官や企業幹部等約1,000名が対面及びバーチャルで出席。