令和2年10月23日

1 我が国は、今後の対モーリシャス支援策の具体化のため、独立行政法人国際協力機構(JICA)の調査団を10月24日からモーリシャスに派遣します。

2 モーリシャス沿岸における貨物船油流出事故を受け、我が国はこれまでに、モーリシャス政府からの要請に応じて、国際緊急援助隊を3回にわたって派遣しました。派遣終了後も、9月に茂木外務大臣からジャグナット・モーリシャス首相へ伝達した、環境の回復や経済・社会の幅広い分野に及ぶ協力を実施するため、一部要員は引き続きモーリシャスに滞在して、支援策具体化のための準備を続けています。

3 今回の調査団は専門家及びJICA職員で構成され、国際緊急援助隊による活動の成果を踏まえつつ、今後環境や水産といった分野を中心に迅速かつ効果的な協力を進めていく上で必要となる情報を収集するため、約2か月間に亘り専門的な見地から調査を行う予定です。また、今次調査団に続き、海難事故防止及び事故対応能力向上を図る協力のための調査団の派遣も準備しています。

4 我が国としては、引き続き、モーリシャス政府や関係国・機関等と緊密に連携し、モーリシャスの今後の復旧と復興のため、迅速かつ中長期的な視点で協力を進めていく考えです。