令和2年10月21日

 10月21日、午後1時から30分間、茂木敏充外務大臣は、プラック・ソコン・カンボジア王国副首相兼外務国際協力大臣(H.E. Mr. Prak Sokhonn, Deputy Prime Minister and Minister of Foreign Affairs and International Cooperation, Kingdom of Cambodia)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭、茂木大臣から、8月のカンボジア訪問における歓待に改めて謝意を表明した上で、9月に発足した菅政権の下、日カンボジア関係を一層推進したいと述べました。また、カンボジアにおける今般の大雨・洪水被害に対する御見舞いを述べ、日本に協力できることがあれば検討する旨伝えました。これに対し、プラック・ソコン大臣は、茂木大臣の再任に対する祝意を述べるとともに、両国関係の増進に向けて引き続き茂木大臣と共に働くことができて嬉しい旨述べました。また、大雨・洪水被害に対する御見舞いの言葉への謝意表明がありました。

2 茂木大臣から、8月のカンボジア訪問のフォローアップ状況を説明し、新型コロナで経済的影響を受けたカンボジアを支援することを目的とした緊急財政支援として250億円の円借款による協力を行う旨述べました。また、カンボジア都市部の環境改善及び海洋プラスチックごみ対策に関する支援並びにテロ対策能力を強化するための支援を行う予定である旨述べました。これに対し、プラック・ソコン大臣から、これら日本の協力への謝意と新型コロナとの闘いにおいて両国の連携を一層進めたいとの考えが示されました。

3 両大臣は、自由で開かれたインド太平洋の実現、並びに創立75周年を迎えた国連について安保理改革を含む国連改革において引き続き連携していくことを確認しました。