令和2年10月21日
農林水産省

農林水産省は、水稲の生産に被害を及ぼすジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の防除の徹底を図るため、指導者向け防除対策マニュアル及び生産者向け防除対策リーフレットをとりまとめましたので、公表します。

概要

近年、温暖化等の影響による病害虫の発生時期の早期化、発生量の増加、発生地域の拡大がみられ、従来の防除体系で被害の防止が図れていた農作物にも被害が生じることがあります。

特に令和2年度の水稲作では、暖冬の影響で越冬したジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)の個体数が多かったことから、複数の地域で平年に比べて発生が早くなり、田植え直後の移植苗に大きな被害が認められました。

このような状況を踏まえ、農林水産省では、水稲に被害が生じる病害虫の防除を徹底するため、都道府県や試験研究機関等で構成する水稲病害虫防除対策全国協議会を設置・開催し、効果的な防除対策の検討を行っているところです。

当該全国協議会における検討結果を踏まえ、今般、ジャンボタニシの被害軽減に資する防除対策ポイントや留意事項等を整理した指導者向け防除対策マニュアル及び生産者向け防除対策リーフレットをとりまとめましたので、公表します。

農林水産省は、都道府県等と協力し、次期作以降の被害撲滅に向け、本マニュアルやリーフレットを普及するとともに、新たに甚大な被害が認められた地域における防除体系の確立を推進します。

マニュアル及びリーフレットは、以下のリンク先を御参照ください。
参照URL:https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/gaicyu/index.html

お問合せ先

消費・安全局植物防疫課

担当者:春日井、岡田
代表:03-3502-8111(内線4562)
ダイヤルイン:03-3502-3382
FAX番号:03-3502-3386