令和2年10月20日

 10月29日、外務省は、国連食糧農業機関(FAO)駐日事務所との共催により世界食料デー記念シンポジウム「日本のオイシイを守るーコロナ時代の食料安保リスクー」をオンラインで開催します。

1 毎年10月16日は、世界の食料問題を考える日として国連が制定した「世界食料デー」です。
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うフードサプライチェーンの混乱や食料供給の不安定化は、世界の食料安全保障への新たな大きなリスクです。また、日本は、多くの食料を輸入に頼っており、私たちの食料を安定的に確保していくためには、生産・流通・消費形態の変革や、より持続可能なフードサプライチェーンの構築などが必要です。
 今回のシンポジウムでは、世界と日本の食料安全保障を、より強靱かつ持続可能なものとする方策を、FAOの専門家や、農業・食料に携わる多様な方々と共に幅広く議論し、世界と日本の食料安全保障について理解を深めます。

2 シンポジウムでは、冒頭に鷲尾副大臣が主催者挨拶を行い、FAOの専門家であるジェミー・モリソン氏(FAO食料システム・食料安全部長)及び高橋大就氏(オイシックス・ラ・大地(株)執行役員(Oisix香港・上海代表)/(一社)「東の食の会」事務局代表)から基調メッセージをいただきます。その後のパネルディスカッションでは、大津愛梨氏(O2Farm/NPO法人田舎のヒロインズ理事長)、森崎友紀氏(料理研究家・管理栄養士(株)UNITY MAGENTA代表取締役)及び久納寛子氏(農林水産省大臣官房政策課食料安全保障室長)がにもご参加いただき、コロナ時代の世界と日本の食料安全保障について議論を行う予定です。