令和2年10月14日
水産庁

新たな資源管理の実施に向け、スケトウダラについては太平洋系群をはじめとする4海域、ズワイガニについては日本海系群A海域をはじめとする5海域の資源評価を行い、資源管理方針に関する検討会において関係者との検討を開始しているところです。
今般、ホッケ道北系群も合わせて、最新の情報に基づき資源評価が行われ、資源状況等の評価結果が更新されました。また、スケトウダラとズワイガニでは、資源管理方針に関する検討会で受けた指摘事項に対する試算が行われ、これらの結果が公表されましたので、お知らせします。

1.趣旨

改正漁業法における新たな資源管理においては、現在の環境下において持続的に採捕可能な最大の漁獲量(最大持続生産量:MSY)を達成できる資源水準に、水産資源を維持又は回復させることを管理の目標としています。
このような新たな資源管理の実施に向け、スケトウダラ太平洋系群、日本海北部系群、ズワイガニ日本海系群A海域、ホッケ道北系群について最新の情報に基づく資源評価が令和2年9月末に行われ、

・資源状況
・毎年の資源量や漁獲量の推移

等が更新されたことから、今回、その結果が公表されました。

また、他のスケトウダラ・ズワイガニ2魚種6海域についても、資源評価結果が更新され、公表されました。

また、スケトウダラとズワイガニでは、前回の資源管理方針に関する検討会で受けた指摘事項について、最新のデータに基づく試算を行い、
(ア)当面の間漁獲量を固定した場合のMSYレベルの資源量達成確率
(イ)2031年漁期に親魚量が目標管理基準値を上回る確率が50%となる安全係数β
などが公表されました。

2.更新後の資源評価結果の概要

スケトウダラ、ズワイガニ及びホッケの更新後の資源評価の概要につきましては、国立研究開発法人 水産研究・教育機構が取りまとめた添付資料を御覧ください。

なお詳細については以下のURLで公開しております
http://www.fra.affrc.go.jp/shigen_hyoka/SCmeeting/2019-1/

<添付資料>
報道発表資料(PDF : 232KB)
スケトウダラ太平洋系群(PDF : 1,359KB)
スケトウダラ日本海北部系群(PDF : 1,049KB)
スケトウダラオホーツク海南部(PDF : 670KB)
スケトウダラ根室海峡(PDF : 841KB)
ズワイガニ日本海系群A海域(PDF : 921KB)
ズワイガニ日本海系群B海域(PDF : 721KB)
ズワイガニ北海道西部系群(PDF : 477KB)
ズワイガニオホーツク海南部(PDF : 489KB)
ズワイガニ太平洋北部系群(PDF : 669KB)
ホッケ道北系群(PDF : 1,249KB)

お問合せ先

(更新後の資源評価結果の公表について)

水産庁増殖推進部漁場資源課

担当者:沿岸資源班 上田、冨澤、菅

代表:03-3502-8111(内線6800)

ダイヤルイン:03-6744-2377

FAX番号:03-3592-0759

 

(更新後の資源評価結果の内容について)

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所

担当者:小倉、銭谷

代表:045-788-7615 (内線 7960)

FAX番号:045-788-5001