令和2年10月6日

(写真1)日米豪印外相による記念撮影

(写真2)第2回日米豪印外相会合の様子

(写真3)会合中の茂木外務大臣

 10月6日、午後5時15分から約3時間、茂木敏充外務大臣は、訪日中のマリズ・ペイン・オーストラリア連邦外務大臣(Senator the Hon Marise Payne, Minister for Foreign Affairs of the Commonwealth of Australia)、スブラマニヤム・ジャイシャンカル・インド外務大臣(H.E. Dr. Subrahmanyam Jaishankar, External Affairs Minister of India)、マイク・ポンペオ米国国務長官(The Honorable Mike Pompeo, Secretary of State of the United States)と第2回日米豪印外相会合及び夕食会を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 四大臣は、新型コロナウイルス感染症の発生・拡大後、初めて日本で行われる閣僚レベルの国際会議となった第2回日米豪印外相会合の開催を歓迎しました。
  2. 四大臣は、新型コロナウイルス感染症の発生・拡大に伴って顕在化した諸課題への対応について意見交換を行い、保健・衛生分野やデジタル経済など新たな国際ルール作り等の課題について引き続き連携していくことを確認しました。
  3. 四大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」は地域の平和と繁栄に向けたビジョンであり、ポスト・コロナの世界において益々その重要性を増しているとして、その実現に向け、より多くの国々へ連携を広げていくことの重要性を確認しました。この関連で、四大臣は、ASEANの一体性及び中心性とASEAN主導の地域枠組みに対する強固な支持を再確認するとともに、「インド太平洋に関するASEANアウトルック」に対する全面的な支持を再確認しました。また、「自由で開かれたインド太平洋」に対する欧州を始めとする各国の前向きな取組を歓迎しました。
  4. 四大臣は、「自由で開かれたインド太平洋」を具体的に推進していくため、質の高いインフラ、海洋安全保障、テロ対策、サイバーセキュリティ、人道支援・災害救援、教育・人材育成を始め様々な分野で実践的な協力を更に進めていくことで一致しました。
  5. 四大臣は、北朝鮮、東シナ海・南シナ海を始めとする地域情勢についても意見交換を行いました。
  6. 四大臣は、今後、この外相会合を定例化するとともに、来年の適切なタイミングで次回の会合を開催することで一致しました。