令和2年9月30日
林野庁

林野庁は、令和元年(2019年)の木材需給に関するデータを集約・整理した「木材需給表」を取りまとめましたので公表します。

1木材需給表の概要

林野庁は、毎年(1月~12月)の木材需給の状況を明らかにするため、「木材需給表」を作成し公表しています。
木材需給表では、農林水産省「木材統計調査」、財務省「貿易統計」、林野庁「特用林産物生産統計調査」、「木質バイオマスエネルギー利用動向調査」等を活用して、我が国の木材の需要・供給量を丸太換算し、用材(製材品や合板、パルプ・チップ等に用いられる木材)、しいたけ原木及び燃料材に区分して取りまとめています。

2木材の需要

令和元年(2019年)の木材の総需要量は8,190万5千立方メートルとなりました。前年と比較すると57万3千立方メートル(0.7%)減少(4年ぶり)しました。
これは前年に比べ、用材が191万5千立方メートル(2.6%)減少したこと、しいたけ原木が2万3千立方メートル(8.4%)減少したこと、燃料材が136万6千立方メートル(15.1%)増加したことによります。

3木材の供給

(1)国内生産
令和元年(2019年)の国内生産量は、3,098万8千立方メートルとなりました。前年と比較すると78万7千立方メートル(2.6%)増加しました。国内生産量は、平成22年から10年連続で増加しています。
これは前年に比べ、用材が12万5千立方メートル(0.5%)増加したこと、しいたけ原木が2万3千立方メートル(8.4%)減少したこと、燃料材が68万4千立方メートル(10.9%)増加したことによります。

(2)輸入
令和元年(2019年)の輸入量は、5,091万7千立方メートルとなりました。前年と比較すると136万立方メートル(2.6%)減少しました。
これは前年に比べ、用材が204万1千立方メートル(4.1%)減少したこと、燃料材が68万2千立方メートル(24.6%)増加したことによります。

4木材自給率の動向

令和元年(2019年)の木材自給率は37.8%となりました。前年に比較すると1.2ポイント上昇しました。木材自給率は、平成23年から9年連続で上昇しています。

添付資料

令和元年(2019年)木材需給表(PDF : 298KB)
木材供給量及び木材自給率の推移(グラフ)(PDF : 67KB)

お問合せ先

林政部企画課

担当者:統計調査班 幸地、笹井
代表:03-3502-8111(内線6061)
ダイヤルイン:03-6744-2219
FAX番号:03-3593-9564

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader