環境省・新着情報

令和2年9月25日

総合政策

(仮称)北条砂丘風力発電所更新計画に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について

 令和2年9月25日、環境省は、「(仮称)北条砂丘風力発電所更新計画に係る計画段階環境配慮書」(北栄町)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。 本事業は、鳥取県東伯郡北栄町に設置済みの「北条砂丘風力発電所」において、風力発電設備の更新を行うことにより、最大で出力13,500kWの風力発電設備を設置するものである。 環境大臣意見では、(1) 鳥類への重大な影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた環境保全措置を講ずること、(2)自然環境保全基礎調査の第6回・第7回調査(植生調査)において植生自然度が高いとされた砂丘植生、森林法に基づく飛砂防備保安林及び潮害防備保安林等が存在しており、既存道路や無立木地を活用すること等により、重要な自然環境のまとまりの場の改変を回避又は極力低減すること等を求めている。

1.背景
 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW 以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。 今後、経済産業大臣から事業者である合同会社潮風に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者   北栄町・事業位置  鳥取県東伯郡北栄町       (事業実施想定区域面積 約395ha)・出力    最大13,500kW(単機出力3,200~4,300kW×最大5基)  
3.環境大臣意見
別紙のとおり。(参考)環境影響評価に係る手続・令和2年8月11日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会・令和2年9月25日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料

(別紙)「(仮称)北条砂丘風力発電所更新計画に係る計画段階環境配慮書 」に対する環境大臣意見 [PDF 15 KB]

連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 木野修宏 (内線 6231)
室長補佐 豊村紳一郎 (内線 6233)
担当 森満輝 (内線 6238)

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