令和2年9月24日

 9月24日午前9時頃(現地時間)からリトアニア共和国の都市カウナスにおいて、リトアニア共和国政府主催の下、1940年の杉原千畝元在カウナス副領事による「命のビザ」発給80周年を記念した国際会議が開催されました(新型コロナを巡る状況を受け、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催)。同会議では、リトアニア共和国政府の要請を受け、日本から茂木敏充外務大臣のビデオ・メッセージ(英語(PDF)別ウィンドウで開く日本語(PDF)別ウィンドウで開く)を発出しました。

1 ビデオ・メッセージにおいて、茂木大臣は、杉原千畝氏による「命のビザ」発給80周年を記念してリトアニア共和国政府が、本年を「杉原千畝の年」としたことに感謝を述べ、リトアニア共和国政府が本件国際会議を主催したことに敬意を表しました。また、杉原氏の功績に言及し、杉原氏が現在の日リトアニア関係の重要な礎石の一つとなっていることを紹介しました。

2 また、茂木大臣は、ビザ発給という杉原氏の人道的な決断は、国や時代を超えて人々に共有される大切な価値があるということを想起させるとし、新型コロナの世界的拡大の中で、人間のかけがえのない命と平和で繁栄した社会を守るべく、国際社会と協力していきたいとの思いを述べました。