(令和2年9月8日(火)10:45~10:50  於)復興庁6階記者会見室)

1.発言要旨
   おはようございます。
  まず1点目であります。本日第8回「産業復興の推進に関するタスクフォース」を書面で開催いたします。このタスクフォースでは、私が座長を務めておりまして、各府省庁と連携して、被災地の産業復興を推進するため、「令和2年度産業復興施策の重点」をとりまとめることとしておるところであります。「復興の基本方針」を踏まえつつ、政府一丸となって、残る復興・創生期間について、被災地の産業・生業(なりわい)の再生に全力で取り組んでまいります。詳細は、事務方にお問い合わせをいただきたいと存じます。
  2点目であります。復興庁では、復興五輪に関する情報を発信する「復興ポータルサイト」を設けております。本日、このサイトを、「復興五輪ポータルサイト」としてリニューアルいたします。例えば、スポーツの力と被災地の復興との関わりを紹介する動画を掲載するなど、コンテンツを充実させるとともに、写真を多用し、リンクも拡充して、幅広い年代の方々に向けて、復興五輪そのものの内容に加え、復興五輪を契機とした被災地の魅力を発信させていただきます。本日のリニューアル後も、例えば、四季折々の東北の魅力を感じていただける動画の掲載や、英語版のポータルサイトの作成なども予定しておりまして、復興五輪を契機に、国内外への復興の情報発信に取り組んでまいりたいと存じております。
  以上でございます。

2.質疑応答
(問)11日で、震災から9年と半年過ぎますけれども、先ほど発表もありました産業復興の推進タスクフォースもあるということで、被災地の産業復興の現状と課題についての認識はどのようであるのかお聞きいたします。
(答)被災地の産業復興は、これまでも中小企業等グループ補助金による事業者の施設及び設備の復旧、企業立地補助金による工場等の新増設等による支援を進めてきたところでございます。これらの取り組みの結果、一定の課題はあるものの、産業・生業(なりわい)の復興は着実に進展しておるわけでございますが、今後も引き続き被災地の声をよく聞いて、産業・生業の復興を進めていくことが重要であります。
  私は、実は今日、閣議の席で、お隣同士ですから(梶山)経産大臣ともお話をしたんですけれども、被災地の本当の復興、特に福島などの復興については、やはり大手の企業等の地域への進出を今後最善の努力を重ねて、誘致に力を注いでいかなければいけないんじゃないのかと。場合によっては、外国の大手の企業、こういうところにも働きかける、また、地元の自治体の方々とも意識を共有して、ともに努力をする、こういうことを続けなければならない、このようにもお話をさせていただきました。
  私も1年を振り返ってみたときに、やはり生業、人口のこれからの増加、住民の皆様方の定着等々、全てのことを考えるときに、やはり今お尋ねもありましたけれども、しっかりとした企業に入っていただく、こういうことと、やはりいろんな形でのジョイントベンチャー的な地域にしていかないと、私はうまくいかないんじゃないかと、このようにも思っておるわけでございまして、この面については、復興庁としても真剣な取り組みをしなければならない、一番大切なことだと思っております。
  以上でございます。

(以  上)