令和２年上半期の税関における知的財産侵害物品の差止状況

財務省は、令和２年上半期の全国の税関における偽ブランド品などの知的財産侵害物品の差止状況をまとめましたのでお知らせします。

全体：上半期の輸入差止件数が３年ぶりに１万５千件超え

• 輸入差止件数は15,344件で、前年同期と比べて18.7％増加し、３年ぶりに１万５千件超えとなりました。

仕出国（地域）別：中国来の輸入差止件数が引き続き最多

• 仕出国（地域）別の輸入差止件数では、中国が全体の86.2％（13,231件）を占め、引き続き高水準で推移しています。

品目別：健康や安全を脅かす危険性のある物品の輸入差止めが継続

• 使用又は摂取することにより、健康や安全を脅かす危険性のある、自動車付属品、電気製品、医薬品などの輸入差止めが続いています。

• 自動車付属品の輸入差止件数は348件で、前年同期と比べて143.4％増加しました。

その他：オリンピック・パラリンピック関連品の輸入差止めが継続

• レプリカメダル、記念メダル、ピンバッジなどの東京オリンピック・パラリンピック関連品の輸入差止めが続いています。

(注) 「輸入差止件数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品が含まれていた輸入申告又は郵便物の数です。

「輸入差止点数」は、税関が差し止めた知的財産侵害物品の数です。

例えば、１件の輸入申告又は郵便物に、20点の知的財産侵害物品が含まれていた場合は、「１件20点」として計上しています。

令和２年の税関における知的財産侵害物品の差止状況（詳細）

令和２年の税関における知的財産侵害物品の差止状況（資料）