本コラムにある意見や見解は執筆者個人のものであり、当事務局及び日本政府の見解を示すものではありません。

2020年9月9日
国際平和協力研究員 一柳 あずさ

 「武力紛争」と聞くと、多くの人は男性が戦っている姿を想像するかもしれません。しかし、ネパール[1]、スリランカ、エリトリア、ジンバブエ、エルサルバドル[2]など世界各国の紛争地域では[3]戦闘の第一線で戦闘員などとして活動する女性もいます。ある調査では1979年から2009年の間で勃発した紛争の約4割に、女性が参加していたと報告されています[4]。 一方で、紛争後復興支援の一つである武装解除・動員解除・社会復帰(Disarmament, Demobilization, and Reintegration: DDR)[5]、その他の和平プロセスや復興支援活動における女性の参加率は極めて低いと認識されています。各国の紛争の特徴を分析した調査では、武力紛争の形態や要因は各々異なるものの、「共通する点が一つある。それは、女性は武力紛争に参加しているものの、紛争後の和平を築く過程には女性の姿が見られないという点である」と報告されています[6]
 昨今、武力紛争に関わった女性をDDRなどの和平及び復興プロセスに参加させ、女性の多様なニーズに応える必要性が国際的に認識されつつあります。例として、2000年には国連安保理決議1325号「女性・平和・安全保障」が全会一致で採択されました。この決議は紛争下における女性の被害の形態やニーズの把握、そして和平プロセスやその他の復興活動におけるジェンダーの主流化の重要性を提唱しています。その一環として、「武装解除、動員解除および再統合の計画に関与する全ての者に対し、元戦闘員の女性と男性の異なるニーズを考慮し、また元戦闘員の被扶養者のニーズを考慮することを奨励する」と明記しています[7]。また、国連はこれまでの各地におけるDDRの実施経験を基に、DDRスタンダード[8](Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards: IDDRS)をまとめました。IDDRSはDDRに関する方針や実施のガイドラインであり、DDRにおける女性の参画そしてジェンダーの主流化の重要性や実施する上での留意点なども記しています[9]
 DDRの目的は、主に軍隊や武装勢力の戦闘員の武装及び動員解除を行い、紛争被害にあった地域の治安を確保し、復興と平和実現への土台作りをすることです[10]。また、DDRの目的の一つとして、主に元戦闘員は職業訓練やその他の教育などを受けることで、紛争後の社会復帰や平和な社会づくりに貢献することが期待されています[11]。DDRは基本的に武装解除(Disarmament)、動員解除(Demobilization)、そして社会復帰(Reintegration)の三つのプロセスに分けられます[12]。武装解除は、紛争が再発しないよう、戦闘に使用される装備を戦闘員や、場合によっては一般市民からも回収することを意味し、動員解除は戦闘員の軍隊や武装勢力などからの除隊を意味します[13]。最後の社会復帰には長期的なプロセスを要し、元戦闘員などが一般市民として社会に受け入れられ、経済的に自立することを目指します[14]

 従来型のDDRは男性戦闘員を想定し、計画及び実施されてきましたが、IDDRSは男性のみならず女性戦闘員そして戦闘員以外の役割を持つ女性も対象とすることを推奨しています[15]。DDRの実施、そして成功に欠かせない条件の多くには男女両方に共通するものがあります。一方で、現状のニーズを踏まえ、より多くの女性戦闘員や様々な形で戦闘に関わった女性がDDRに参加できる環境を提供するには、一層の工夫と努力が必要となります[16]

武力紛争に参加する女性たちの背景

 和平プロセスやDDRがより効果的に実施されるには、男性と女性の多種多様なニーズに応えることが重要です[17]。とはいえ、DDRにおけるジェンダーの主流化は極めて複雑です。特に、武力紛争に関わった女性のDDRへの参加率を高め、多様なニーズに対応するためには、例えば、彼女たちが武力紛争に関わるようになった経緯、役割や立場、そして紛争後や女性特有のニーズなどを把握することなども重要です。
 女性が武力紛争に関わるようになったその背景には様々な経緯や要因があります。女性の中には、政治思想を支持して武力紛争に関わる者もいれば、脅迫や誘拐によって強制的に参加させられた者もいます[18]。既存の文献によると、ネパール[19]、ペルー[20]、そしてアフリカ諸国においては[21]、武装勢力によるジェンダーの平等性や女性の権利へのコミットメントが現地の女性の武力紛争への参加を促したとされています[22]。女性にとっての参加は、女性に対する差別や社会的なしがらみからの解放や男性と対等な関係を築くことを象徴する場合もあります[23]。実際にリベリアやその他のアフリカの数々の武力紛争においては、女性が権威ある立場につくことは珍しくありませんでした[24]
 武力紛争に参加するにあたり、女性は様々な役割を請け負っています。まず、戦術を学び、男性と対等に前線で戦う、いわゆる戦闘員がいます[25]。また、戦闘以外に武器の調達、運搬、管理、戦闘員の看護などの役割を負う軍隊や武装勢力の女性関係者(Female associated with armed forces and groups: FAAFGs)がいます。そして、男性隊員の家族や配偶者もいます[26]
 女性は様々な立場や役回りで戦闘に関わることから、内戦終結後に必要とされるケアも多種多様です。例として、まず一つ目に紛争中、女性はあらゆる犯罪の加害者にもなりますが、性的暴力などの被害者になることが挙げられます[27]。男性も性的暴力の被害を受けることもありますが、女性の方がリスクが高いと言われています。したがって、女性には特有の身体的、精神的、そして社会的なニーズがあり、ケアが必要とされます[28]。二つ目に、紛争中に女性は男性と対等の立場で参加したとしても、紛争終結後は再び保守的な女性としての社会的役割を強いられ、様々な法的や社会的差別に直面することがあります。女性はその差に困惑するとともに落胆し、なかなか思うように社会復帰できない場合があります[29]。三つ目に、戦闘に参加した女性は、紛争後、帰属する地域に戻ると、その地域の保守的な女性像に反するが故に、社会的に不名誉な扱いを受けることがあると報告されています[30]。また、紛争後同じような状況に置かれても、女性には男性とは異なる指針が適用され、不公平な扱いを受けることがあります。例えば、戦闘により負傷した場合、男性の元戦闘員は英雄として社会に受け入れられるものの、女性の元戦闘員は負傷したことにより社会から求められる役割が果たせないために阻害されることがあります[31]。最後に、戦闘員やその他の立場で武力紛争に関わった者には教育や職業訓練を受けた者が少ないという傾向があり、読み書きが十分にできない場合もあります。また、女性の教育水準の方が男性より低い場合が多く見られます[32]。さらには、女性は家事や育児に追われることが多く、(不在、行方不明、死亡、負傷、戦闘中などにより)配偶者や家族から支援を受けていない場合も少なくありません[33]。したがって、女性の雇用に関する情報、教育や訓練、安定した収入源、そして資金援助へのアクセスは男性よりも大変困難なものとなります[34]

女性の参画、及びDDRのジェンダー主流化に伴う課題

 DDRについての既存の文献には、女性の参加を促す際の様々な課題や改善点が報告されています。例えば、内戦終結後女性は差別を恐れ、身の安全を確保するため、又、軍や武装勢力などとの縁を切りたいがため、DDRに参加するのを拒む場合があります[35]。また、DDRに参加する条件として武装(銃器などの携行)していることが求められる場合が多く見られます[36]。しかし、戦闘に参加した女性には、武装した経験のある者もいれば、武器の使用経験はあるが武器を所持したことがない者、FAAFGsや男性戦闘員の配偶者や家族のように基本的に武装しない者もいます[37]。たとえDDRが女性の参加を意図的に拒否するつもりがなくとも、条件により女性が排除されてしまうことがあります[38]。そして、職業訓練に女性が参加したとしても、社会的なジェンダー思想の改革や長期的な社会復帰にはつながらない場合もあります。例えば、職業訓練の内容が、紛争前から女性が主として就いていた業種のみ(織物、調理、裁縫など)に限られる場合もあります[39]。また、職業訓練を受けたものの、紛争後需要が低い職種であったために収入につながりにくいケースもあります[40]。したがって、内戦後の社会経済状況やジェンダー、女性の内戦における役回りや経験、差別やその他の課題、そして保持するスキルや才能を認識することが、DDRの質の向上につながるとされています[41]

IDDRSとDDRにおけるジェンダーの主流化

 IDDRSの目的は、DDRの実施に当たってのガイダンスを提供することです。IDDRSは政策立案者や実践者向けに作成され、ジェンダーの主流化を含む幅広いテーマを取り扱っています。男性戦闘員のニーズを主に想定した従来型のDDRからより包括的なものにするため、IDDRSは1成人の男性及び女性戦闘員、2軍や武装勢力に関わる子供、3戦闘以外の業務を遂行する者(女性を含む)、4障害や慢性病を患う者、5隊員の配偶者や家族の5つのグループに重点を当てることを推奨しています[42]。また、IDDRSはあらゆるDDRプロセスにジェンダー視点を取り入れる必要性を強調しています。例えば、和平交渉の際に女性や女児(FAAFGs、配偶者や家族を含む)のニーズの反映、ジェンダー視点を取り入れたニーズ分析、ジェンダー視点を取り入れたDDRの参加条件の設定や研修の提供などです。DDRの参加条件に関しては、武器の所有の有無だけではなく、女性が武器使用のトレーニングの受講歴、戦闘以外の主要なサポート業務に携わった経験、男性戦闘員の配偶者や家族の経済的独立の有無なども取り入れることを推奨しています。このような取組を行うことで、DDRのいずれかのプロセスの参加対象となる女性の割合の増加を図ることをIDDRSは勧告しています。
 なぜFAAGSや戦闘員の配偶者や家族をDDRの対象として含む必要があるのかと疑問に思うかもしれません。たしかにIDDRSは、FAAGSや配偶者及び家族が直接的に現地の治安を脅かす可能性は低いとの見解を述べています。一方で、DDRを通じてそれまでの軍や武装勢力内でのサポートシステムや生活する上での基盤が崩壊することから、彼女たちも紛争から平和への移行プロセスに取り入れる必要性が生じるとも述べています[43]。また彼女たちのニーズを把握せずにDDRを進めると、社会復帰がより困難になると懸念しています。そしてDDRは通常紛争終結直後に行われる取組であることから、早い段階でニーズを把握することをIDDRSは推奨しています。
 DDRへの女性の参加率の向上及びニーズへの対応は、ジェンダー主流化の主な目的の一つです。一方で、ジェンダー視点を取り入れることは男性にとっても重要です。例えば、紛争終結後男性の元戦闘員は就職先を探すのに苦労する場合があります。社会的に求められる男性の役割を果たせない怒りや喪失感から犯罪に手を染める恐れもあります[44]。また、女性はジェンダーに基づく暴力や性的暴力の被害を受けるリスクが高い一方[45]、男性は殺人などそのほかの暴力の被害を受けやすいと言われています。よって、IDDRSはジェンダーの主流化によって男性と女性のニーズに対応するとともに、女性に特化した取組を行うことで、より一層効果的なDDRを実施することを推奨しています[46]

今後の道のり

 過去の教訓を踏まえ、DDRはより包括的な取組となり、治安部門改革、国境を越えた人口移動の管理、そして食糧支援などとも連携して行われています[47]。また、国連安保理1325号の達成に向けて、各国政府はDDRのジェンダーの主流化及び女性と女児の参加などを、政策や行動計画に盛り込んでいます。例えば、我が国の「女性・平和・安全保障に関する行動計画」は、DDRにジェンダー視点を取り入れ、より多くの女性や女児のニーズを把握し、対応することの重要性を主張しています[48]
 紛争終結直後は男性及び女性にとってジェンダー基盤を考え直し、ジェンダーの平等を啓発する機会でもあると言われております[49]。IDDRSに記述されているように、より多くの女性がDDRプロセスに参加することで持続可能な平和を構築でき、安全と安定を基盤とした社会改革を進めるに当たって女性の平等な参加は必須であると考えます[50]。したがって、現在の需要や改善点を踏まえ、今後もより積極的かつ国際的な取組が必要です。

 

[1]  Dahal S. (2015) Challenging the Boundaries: The Narratives of the Female Ex-Combatants in Nepal. In Female Combatants in Conflict and Peace (pp. 185-199)). Palgrave Macmillan, London

[2]  de Watteville, N. (2002). Addressing Gender Issues in Demobilization and Reintegration Programs. Africa Region Working Paper Series, World Bank, Washington, DC.

[3]  事例としてコロンビア、そしてリベリアを含む他のアフリカ諸国も挙げられる。

[4]  Braithwaite, A., & Ruiz, L. B. (2018). Female combatants, forced recruitment, and civil conflict outcomes. Research & Politics, 5(2), 1–7. doi: 10.1177/2053168018770559

[5]  DDRの最後の「R」にReintegration以外にRehabilitationなどが用いられる場合や両方用いられDDRRとなる場合などがあり、日本語訳も様々ではあるが、この記事ではIDDRSのDDRの解釈、及び外務省が既に使用している日本語訳に沿う。

[6]  Shekhawat, S. (2015). Introduction: Women in conflict and peace-making. In Female Combatants in Conflict and Peace (pp. 1-19). Palgrave Macmillan, London.

[7]  S/RES/1325 (2000) 13項目。日本語訳は国連広報センターによるものを引用、全文はリンクを参照:https://www.unic.or.jp/files/s_res_1325.pdf

[8]  この記事ではIntegrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standardsを「統合DDRスタンダード」と訳しているが、「国連統合DDR基準」、「武装解除・復員・再統合についての総合的基準」など他にも様々な訳が存在する。

[9]  IDDRSの詳細はリンクを参照:UNDDR (https://www.unddr.org/)

[10]  Modules 1.10 Introduction to the IDDRS of the following reference: UNDDR. (2014). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards. Retrieved from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[11]  詳細はリンクを参照: United Nations Peacekeeping (https://peacekeeping.un.org/en/disarmament-demobilization-and-reintegration)

[12]  Modules 1.10 Introduction to the IDDRS pg 2 of the following reference: UNDDR. (2014). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards. Retrieved from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[13]  予算とニーズ次第で、再挿入(Reinsertion)が動員解除の一環として行われる事があり、必要に応じて主に動員解除された戦闘員やその家族に当面の生活必需品(例:シェルター、水、食料など)が提供される。

[14]  DDRの詳細な定義はリンクを参照: Modules 1.10 Introduction to the IDDRS pg 2 of the following reference: UNDDR. (2014). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards. Retrieved from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[15]  Modules 5.10 Women, Gender and DDR of the following reference: UNDDR. (2006). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards.UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[16]  Dahal S. (2015)

[17]  Inter-Agency Working Group on DDR. (2012). How-To Guide: Gender Responsive Disarmament, Demobilization. Retrieved from UNDDR (https://www.unddr.org/)

[18]  Azmi, F. (2015). I Want My Wings Back to Fly in a New Sky: Stories of Female Ex-LTTE Combatants in Post-War Sri Lanka. In Female Combatants in Conflict and Peace (pp. 200-215). Palgrave Macmillan, London.

[19]  Dahal S. (2015).

[20]  Boutron C. (2015) Women at War, War on Women: Reconciliation and Patriarchy in Peru. In Female Combatants in Conflict and Peace (pp.149-166). Palgrave Macmillan, London.

[21]  Coulter, C., Persson, M., & Utas, M. (2008). Young Female Fighters in African Wars: Conflict and Its Consequences (Vol. 3). Uppsala: The Nordic Africa Institute.

[22]  複数の参考資料:[1.] Dahal S. (2015); [2] Shekhawat, S. (2015). Visible in Conflict, Invisible in Peace: Positioning Women in the Militancy in Kashmir. In Female Combatants in Conflict and Peace (pp. 100-116). Palgrave Macmillan, London.

[23]  Democratic Progress Institute. (2015). DDR and Former Female Combatants. Retrieved from http://www.democraticprogress.org/wp-content/uploads/2016/03/DDR-and-female-combatants-paper.pdf

[24]  Coulter, C., Persson, M., & Utas, M. (2008).

[25]  Modules 5.10 Women, Gender and DDR of the following reference: UNDDR. (2006). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards. Retrieved from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[26]  Ibid.

[27]  Democratic Progress Institute (2015)

[28]  Ibid.

[29]  Dahal S. (2015), pg. 186

[30]  Colekessian, A. (2009). Reintegrating gender: a gendered analysis of the Nepali rehabilitation process. The United Nations International Research and Training Institute for the Advancement of Women UN-INSTRAW.

[31]  Lord, J. E., & Stein, M. A. (2015). Peacebuilding and reintegrating ex-combatants with disabilities. The International Journal of Human Rights, 19(3), 277–292. doi: 10.1080/13642987.2015.1031515

[32]  International Labour Organization. (2010). Socio-economic reintegration of ex-combatants: guidelines. Retrieved from https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/—ed_emp/documents/instructionalmaterial/wcms_141276.pdf

[33]  Ibid.

[34]  de Watteville (2002)

[35]  United Nations (2010), pp. 1-283, Operational Guide to the Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards, http://www.iddrtg.org/wp-content/uploads/2013/05/Operational-Guide-REV-2010-WEB.pdf

[36]  Ibid.

[37]  Democratic Progress Institute (2015)

[38]  United Nations (2010)

[39]  Ortega, L. M. D., & Maria, L. (2009). Transitional justice and female ex-combatants: Lessons learned from international experience. Disarming the past: Transitional justice and ex-combatants, 158-189

[40]  Azmi, F. (2015).

[41]  International Labour Organization. (2010)

[42]  Modules 2.10 The UN Approach to DDR, pg.1, of the following reference: UNDDR. (2006). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards. Retrieved from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[43]  Modules 5.10 Women, Gender and DDR, pg 11, of the following reference: UNDDR. (2006). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards. Retrieved from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[44]  Inter-Agency Working Group on DDR. (2012)

[45]  Ibid.

[46]  Ibid.

[47]  IDDRS-Framework (n.d.). Retrieved April 14, 2020, from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)

[48]  我が国のDDRにおけるジェンダーの主流化への取組については、外務省ホームページを参照: National Action Plan on Women, Peace and Security. (2019, September 27). Retrieved April 15, 2020, from 外務省 (https://www.mofa.go.jp/fp/pc/page1we_000095.html)

[49]  Inter-Agency Working Group on DDR. (2012)

[50]  Modules 5.10 Women, Gender and DDR, pg 4, of the following reference: UNDDR. (2006). Integrated Disarmament, Demobilization and Reintegration Standards. Retrieved from UNDDR IDDRS Framework (https://www.unddr.org/iddrs-framework.aspx)