令和2年9月3日

(写真1)G20臨時外相テレビ会議

(写真2)発言する茂木外務大臣

 9月3日、午後9時から約140分間、G20臨時外相テレビ会議が行われたところ、概要は以下のとおりです。日本からは、茂木敏充外務大臣が参加しました。今回の会議は、G20議長国サウジアラビアの呼びかけで開催されました。

  1. 今回の会議では、水際対策をはじめとする新型コロナウイルスへの対応を通じた各国の知見・経験を共有するとともに、国際的な人の移動の再開に向けた国際協力のあり方につき、議論を行いました。
  2. 茂木外務大臣からは、日本の水際措置などの感染対策や緊急経済対策の概要を紹介した上で、世界経済の回復には、感染抑止と両立した上での国際的な人の移動の再開が不可欠である旨述べつつ、ワクチン・治療薬の開発・普及、途上国支援、情報共有の面での協力について発言し、議論に貢献しました。
  3. その他、参加者からは、各国・国際機関の取組がそれぞれ紹介されるともに、それらを通じ得られた教訓を活用しつつ、世界経済の回復のため、G20が国際協調を主導していくことの重要性が改めて確認され、今後も議論を継続することで一致しました。

[参考1]今回の参加者

  1. G20メンバー
     サウジアラビア(議長国)、日本(前議長国)、イタリア(次期議長国)、アルゼンチン、豪州、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、南アフリカ共和国(AU議長国)、トルコ、英国、米国、EU
  2. 招待国
     スペイン、ヨルダン、シンガポール、スイス、ベトナム(ASEAN議長国)、ルワンダ(NEPAD議長国)
  3. 国際機関
     国連、世界保健機関(WHO)、世界銀行、経済協力開発機構(OECD)

[参考2]過去のG20外務大臣会合への日本からの出席者
 2019年(名古屋):茂木敏充外務大臣(議長)
 2018年(アルゼンチン):河野太郎外務大臣
 2017年(ドイツ):岸田文雄外務大臣