報道発表資料
令和2年8月28日
出入国在留管理庁
 出入国在留管理庁は,国や地方公共団体が外国人向けに情報発信を行う際に,やさしい日本語を用いるよう,文化庁とともに,「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」に関する有識者会議を開催し,ガイドラインを策定しました。
1 ガイドラインの策定経緯
 日本に住む外国人は,この30年で約3倍に増え,外国人の国籍も多様化しています。出入国在留管理庁は,国や地方公共団体が外国人向けに情報発信を行う際には,多言語化と併せ,やさしい日本語(難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語)を用いることが重要と考えています。
 そこで,文化庁とともに,「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」に関する有識者会議を開催し,在留支援のためのやさしい日本語の必要性や,やさしい日本語の作成手順・要点等を示したガイドラインを策定しました。
 
2 ガイドラインの特徴
 このガイドラインは,一方通行の情報発信になる書き言葉について,やさしい日本語を使うことで日本に住む外国人にもしっかりと国や地方公共団体が発信する情報が届くようになることを目指して作成しました。
 第1章では,外国人住民の増加と多様化について説明し,生活のための日本語に関する調査報告などを踏まえ,外国人のやさしい日本語に対する必要性について説明しています。
 第2章では,やさしい日本語の文章を作成するための3つのステップの重要性について説明しています。
 第3章では,やさしい日本語で文章を作成する際に参考となる書き換えツールの紹介,第4章では,やさしい日本語の変換例と演習問題を掲載しています。
 また,やさしい日本語での文章を作成する際の参考としていただくため,別冊の「やさしい日本語 用語書き換え例」を作成しました。
 
3 公表の方法
 法務省ホームページ「外国人生活支援ポータルサイト」にて公表します。
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri15_00026.html