令和2年8月27日

1 日本政府は、11月8日に実施される予定のミャンマー総選挙に際し、笹川陽平ミャンマー国民和解担当日本政府代表を団長とする選挙監視団を派遣することを決定しました。8月24日、茂木敏充外務大臣がミャンマーを訪問した際に、本決定をアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相に伝えました

2 我が国は、選挙監視団を派遣するとともに、二重投票防止のための特殊インクの供与等を通して、選挙の自由かつ公正な実施を支援していきます。今回の選挙が成功裏に実施されることで、ミャンマーの民主化が更に促進、定着することが期待されます。我が国として、引き続き、ミャンマーの民主化促進を力強く後押ししていきます。

[参考]笹川陽平政府代表のミャンマーにおける活動
1 笹川陽平氏は、日本財団会長として、ミャンマー少数民族居住地域における学校の整備、薬の支援、農業支援等に長年にわたり尽力。

2 日本政府も、ミャンマーの改革進展には国民和解が不可欠との観点から、地域開発と平和の定着を促進し、ミャンマーの安定と持続的発展に貢献するため、少数民族地域に対する支援を積極的に実施。

3 2013年2月、長年にわたりミャンマーの少数民族支援に取り組んできた笹川陽平日本財団会長をミャンマー国民和解担当日本政府代表に任命し、国際協調主義に基づく積極的平和主義の下、同政府代表とともに国内和平に向けたプロセスを当事者間の対話を促す等様々な形で支援