令和2年8月18日

 8月18日午後4時頃から約20分間、茂木敏充外務大臣は、イェッペ・コフォズ外務貿易大臣(H.E. Mr. Jeppe Kofod, Minister for Foreign Affairs of Denmark)と電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭、茂木大臣から、新型コロナの感染が世界的に拡大する中、欧州内でも際だって感染を抑制しているデンマーク政府の努力に敬意を表するとともに、基本的価値を共有する戦略的パートナーであるデンマークと、新型コロナ対策を含め、国際社会が直面する諸課題につき引き続き連携・協力していきたい旨述べました。これに対し、コフォズ大臣から日本の新型コロナウイルス感染症対策について高い評価が示されるとともに、二国間の更なる連携が重要である旨発言がありました。

2 茂木大臣から、両国間での新型コロナの治療薬の開発協力の進展を歓迎するとともに、日本からデンマークに供与したアビガン錠が、臨床研究の前進に寄与することを期待する旨述べ、コフォズ大臣からは謝意が述べられました。

3 更に、両大臣は、「ポスト・コロナ」の国際社会についても意見交換を行い、日デンマークなど価値を共有する国々が結束し、ルールに基づく国際秩序を促進していくことの重要性につき一致しました。

4 両大臣は、日デンマーク間の戦略的パートナーシップに基づき協力関係を深化させていくことで一致しました。