令和2年8月13日

 8月12日(現地時間同日)、セネガル共和国の首都ダカールにおいて、我が方、新井辰夫駐ギニアビサウ共和国日本国特命全権大使(セネガルにて兼轄)と先方クリス・ニコイ国連世界食糧計画(WFP)西・中部アフリカ地域代表(Mr. Chris Nikoi, Regional Director for West and Central Africa, World Food Programme)との間で、ギニアビサウに対するWFPを通じた食糧援助として、供与額2.5億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

  1. ギニアビサウにおいては、雨期の洪水被害を中心とする自然災害による農業への悪影響や、農作物生産機械の不足等、食糧生産をめぐる問題により慢性的に食糧不足の状態に陥っています。また、国民の約70%が貧困ライン以下の生活をしており、約25%が栄養不足の状態です。この協力は、WFPを通じて、同国に対し、食料(芋類、被災地産魚缶詰、豆類等)を供与することにより、同国の食料事情の改善を図るものです。
  2. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

[参考]ギニアビサウ共和国基礎データ
 ギニアビサウ共和国の面積は約3.61万平方キロメートル(日本の約10分の1)、人口187万人(2018年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は750米ドル(2018年、世界銀行)。