令和2年8月7日
農林水産省

農林水産省は、都道府県の農業部局担当者や普及指導員向けに、産地自らが気候変動に対するリスクマネジメントや適応策を実行する際の指導の手引きとして「農業生産における気候変動適応ガイド(水稲編)」、「農業生産における気候変動適応ガイド(りんご編)」を作成しましたので、お知らせします。

1.趣旨

気候変動による農業生産への影響が顕在化する中、今後、温暖化が進行した場合には、農業生産への悪影響のリスクがさらに高まり、農産物の安定供給に支障を来します。
今後は、影響の将来予測や適応技術の効果等の情報を活用し、更なる温暖化の進行に備え、産地として持続的に生産活動が行えるよう、将来起こりうる気候変動リスクを可能な限り回避・軽減するリスクマネジメントの取組が重要です。
このため、産地自らが気候変動に対するリスクマネジメントや適応策を実行する際の指導の手引きとして、「農業生産における気候変動適応ガイド」を作成しました。

2.ガイドの内容

本ガイドは、温暖化による影響が大きい水稲及びりんごについて、高温に係る影響、適応策の検討から適応策実行計画の策定までの流れとその見直しについて記載しておりますので、産地への指導において参考にしてください。
なお、「農業生産における気候変動適応ガイド(ぶどう編)」及び「農業生産における気候変動適応ガイド(うんしゅうみかん編)」についても年内に作成予定です。

本ガイドはこちらで公開しています。
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/ondanka/index.html

お問合せ先

生産局農業環境対策課

担当者:齋藤、篠田
代表:03-3502-8111(内線4762)
ダイヤルイン:03-3502-5956
FAX番号:03-3502-0869