令和2年7月31日
農林水産省

A-FIVEが令和3年度以降、新たな出資決定を行わない方向となったこと等を踏まえ、農林水産省は本年1月31日に「A-FIVEの検証に係る検討会」を立ち上げ、有識者による検証を行ってきました。
今般、本検討会の検証結果を報告書に取りまとめましたので、公表いたします。

経緯

令和元年12月20日、農林水産省はA-FIVEに対し、令和3年度以降は新たな出資決定を行わないこと、その上で、損失を最小化するための投資計画の見直しを行うよう指示しました。

これを受け、本年5月29日、A-FIVEは損失を最小化するための改善計画を策定・公表し、この中で、令和7年末を目途として投資回収を終えること、また、A-FIVEとしての最終損失が120億円になるとの試算を行っています。

A-FIVEがこうした事態に至った原因について検証を行うため、本年1月31日に「A-FIVEの検証に係る検討会」を立ち上げ、有識者による検証を行ってきました。

今般、本検討会の検証結果を報告書に取りまとめましたので、公表いたします。

検証報告概要

<検証報告の主なポイント>

   検討会においては様々な項目について検証が行われたところ、主な要因として
   ○投資規模、投資収益等に見合わない高コストな組織体制であったこと
   ○出資対象が限定され、出資手続きが重層的であったこと
   ○EXIT収益の最大化が図られていなかったこと
   ○サブファンドが十分に機能しなかったこと  が考えられる。
   ○その他、A-FIVEによる経営支援は業績回復や企業価値の向上に一定の効果を発揮したこと、
   農林水産業の生産の高度化、輸出・海外展開、フードテック等の分野において、
   引き続き、出資ニーズが存在しており、十分な投資を確保していくこと自体は必要であること
 等が確認された。

詳細は別添の検証報告を御確認ください。
また、これまでの検討会資料等は、以下のURLでご覧になれます。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/fund/kentou01.html

<添付資料>
A-FIVEの検証に係る検討会検証報告の概要(PDF : 107KB)
株式会社農林漁業成長産業化支援機構に係る検証報告(PDF : 514KB)

お問合せ先

食料産業局産業連携課ファンド室

担当者:中世古、渡邉、朝倉
代表:03-3502-8111(内線4065)
ダイヤルイン:03-6744-2076
FAX番号:03-6744-7175

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