2020年7月28日

資源エネルギー庁に設置されている省エネ基準に関する審議会(注1)において、ガス・石油温水機器の新たな省エネ基準に関する報告書が取りまとめられました。

「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(昭和54年法律第49号)」に基づくガス温水機器及び石油温水機器の新たな基準エネルギー消費効率(省エネ基準)については、資源エネルギー庁に設置されている省エネ基準に関する審議会において、平成29年4月より審議されてきましたが、令和2年6月24日の審議会を経て、本日、「ガス・石油温水機器の新たな省エネ基準に関する報告書(注2)」が取りまとめられました。

新たな省エネ基準の概要

  • 目標年度:2025年度(令和7年度)
  • 基準エネルギー消費効率(省エネ基準):85.3% (ガス・石油温水機器全体)
  • 現在の省エネ性能:80.9%

    ※現在の省エネ性能から5.4%の熱効率の改善を見込む。これは、給湯による熱損失を23%削減することに相当する。


  • 対象範囲:ガス温水機器及び石油温水機器
  •  エネルギー消費効率の算定方法:
    標準的な使用実態(給湯量、給湯温度、保温時間、周囲温度等)を考慮したモデル的なお湯の使い方である「標準使用モード」を用いた指標を導入(注3)
(注1)総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 ガス・石油機器判断基準ワーキンググループ
(注2)総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 省エネルギー小委員会 ガス・石油機器判断基準ワーキンググループ取りまとめ
(注3)暖房については、従来通り定格の指標を用いる

関連資料

担当

省エネルギー・新エネルギー部
省エネルギー課長 江澤
担当者:神取、杉浦

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