(令和2年7月21日(火)10:59~11:04 於)復興庁6階記者会見室)

1.発言要旨
  1点目でございます。
  先週、7月17日に宮城県東松島市を訪問させていただきました。今回の訪問では移転再整備を行った海浜緑地や奥松島の観光拠点となる施設を視察させていただきました。また、農産物栽培から販路開拓まで行っております地元の企業との意見交換を行って、IOT農業の取り組みによって出荷量や食味の向上、障害者、また高齢者の雇用促進に持続的に取り組んでおられる、いろいろと企業の内容についてお話を伺ったところでございます。
  引き続き現場主義を徹底するとともに、被災者の皆様に寄り添い、被災地の復興に全力で取り組んでまいりたいと思います。
  市長さんを初め、議会の皆さんからもいろいろなお話がございました。
  2点目であります。
  19日に、復興庁に勤務する職員が警視庁池袋警察署に逮捕されました。現在、警察による取り調べ中でございまして、事実関係の把握に努めておるところでございますが、当庁職員が逮捕されたことは事実でございまして、誠に遺憾でございます。ただし、本人は犯行の事実を今のところ否認しておるところでございます。
  今回の職員の逮捕を受けまして、復興庁が担っている業務の責任の重大さについて、全職員に再度自覚を促し、綱紀の徹底を図ってまいるところでございます。
  以上でございます。

2.質疑応答
(問)昨日付で事務次官を初め、幹部職員の方々の人事異動もあって復興庁も新しい体制になったかと思います。今ほど御発言があったように不祥事がある中での新しい体制の発足になりますが、10年目を迎える被災地に向けて、どのような思いで職員の方々に務めていただくように、幹部職員初め訓示等指示をなさったのでしょうか。
(答)綱紀粛正といいますか、職員がまさしく重大な使命を帯びて、日々公務についておるわけでございまして、真剣な取り組みをさらに気を引き締めて対応してもらいたいということは申し上げたとおりでございますが、新型コロナウイルス感染症がこういう状況になっている中で、幹部職員が次官を初め、交代ということになったわけでございます。
  末宗前次官を初め、幹部職員、また、今回交代された方たちに対しましては、大変御尽力を長い間いただいたわけでして、感謝、敬意を表しつつ、由木新次官を初め、新たなる幹部の皆さんには、大変なときでありますゆえに、被災者の皆様方の御期待に応えられるように、しっかりと努力していただきたい、チームワークをしっかりと図って頑張っていきたい、このように思っておりますし、私自身もそのように努めてまいりたいと思っております。
  ちょうど10年の大きな節目を迎えるときでございますし、いずれにしても大変な私たちは重い務めを果たしていかなければならない、この認識を持ってあたってまいりたいと思っております。
  ありがとうございました。

(以  上)