2020年7月14日

特許庁は、知的財産制度に関心を持ち理解を深めていただくために、知的財産をめぐる国内外の動向と特許庁における取組について、特許行政年次報告書2020年版を取りまとめました。

1.本報告書の概要

冒頭特集は、「MIRUスポーツと特許」としました。スポーツは「技術」と切り離せません。1964年の東京五輪は世界で初めて生中継され「テレビオリンピック」といわれたとおり、カラーテレビ放送、VTR 収録、スローモーション再生、中継用の接話マイクなど、離れた場所にいる人にもスポーツの映像を届ける新技術が世界中を驚かせました。
本特集では、スポーツにおける「観戦する」「計測する」「体感する」という3つの「MIRU(みる)」技術について、新たな観戦スタイルの創造、臨場感のある空間を再現して観戦するための通信技術、ジャッジを支援するためのセンシング、うまくなりたいという選手を支える動画生成、不正転売を防止する電子チケットなど、選手、審判、観戦者のそれぞれの立場の人々を支える最新の技術、そして「技術を守る武器」である特許を、各社の「特許戦略」の一端に触れながら紹介しています。

第1部では統計資料を基に知的財産をめぐる動向を、第2部では多様なユーザーへの各種支援・施策等の特許庁における取組を、第3部では各国・地域における知的財産制度の動向やグローバルな知的財産環境の整備に向けた取組を紹介しています。
その他にも、知財を活用しているAIベンチャー企業へのインタビューなど、話題性のあるテーマを中心に取り上げたコラムを掲載しています。
また、別冊の統計・資料編では、本報告書中の図表等の基礎となる統計情報を含め、知的財産に関する各種統計・資料を紹介しています。

  • 報告書のイメージ画像1
  • 報告書のイメージ画像2

2.掲載ページ

特許行政年次報告書2020年版は特許庁ホームページから御覧いただけます。

担当

特許庁 総務部 企画調査課長 小松
担当者:永野、黒田

電話:03-3581-1101(内線 2154)
03-3592-2910(直通)
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