令和2年7月13日

 7月13日(現地時間同日)、スリランカ民主社会主義共和国のコロンボ市において、我が方、杉山明駐スリランカ日本国特命全権大使と先方サジット・ルチカ・アッティガレ財務・経済・政策策定省次官(Mr. Sajith Ruchika Attygalle, Secretary, Ministry of Finance, Economic and Policy Development)との間で、供与額2億円の違法薬物対策のための無償資金協力(「経済社会開発計画」)に関する書簡の交換が行われました。

1 スリランカはインド洋の航路上に位置しており、違法薬物流通の中継地点となるとともに、同国内にも違法薬物が流入し、社会問題化しています。特に近年は、同国内で若年層にも違法薬物の乱用が広がっており、スリランカ政府は違法薬物対策を重要課題の1つに位置付けています。

2 この協力は、スリランカに対して違法薬物検知機等を供与することにより、同国の違法薬物対策分野における能力向上を図るものです。この協力を通じて、同国の社会安定化及び持続的な経済・社会発展に寄与することが期待されます。

[参考]スリランカ民主社会主義共和国基礎データ
 スリランカ民主社会主義共和国は、面積6.6万平方キロメートル(北海道の約0.8倍の大きさ)、人口約2,180万人(2019年、世界銀行)、1人当たり国民総所得(GNI)は、4,040ドル(2019年、世界銀行)。